中華街媽祖廟
母の健康状態が良くなくて、気が抜けない状態が続いていましたが、
少々落ち着いてきたので、11日の夕方春節の最終日に中華街へ行ってきました。
春節初日の獅子がホンパオ(ご祝儀)をもらうのは見たことがありますが
春節の最後を飾る元宵節(げんしょうせつ)は初めてです。
媽祖廟では、願い事を書いたランタンに灯をともし、願い事が叶うよう
獅子舞や舞を奉納するのです。
五時半から始まるということでしたが、行った時には人があふれていて
車道にもはみ出ていました。
まず、獅子舞が始まります。
パパパパパパーン パパパパパパーン
爆竹が鳴らされ、白い煙で充満した媽祖廟は、いやがうえにも高揚して参りますが、
背の低い私には、肝心の獅子たちが見えないので、
まわりに上がるスマホの画面に写る獅子を時折垣間見ることしかできませんでした。
両脇の並木の赤い電飾、各お店が春節のために飾っている提灯や飾り物も
今日で終わりなのかと思うと祭りの後の一抹の寂しさを感じます。
お腹もすいたので、同發のイートインで「もち米ご飯の蓮の葉包み」を食べました。
中には、肉やシイタケや野菜などが入っていて美味しく食べました。
中国や台湾では 元宵節に「黒胡麻湯圓(くろごまたんえん)」を食べるそうで
萬珍楼で冷凍にしてある団子を買って帰りました。
沸騰した湯に団子を入れて浮いたきたものを私は紅茶に入れて
干し柿を切ったものをトッピングして食べました。
茹った団子の黒ごま餡が出てきてちょっと汚らしく見えますが
とても美味しい団子です。
春節は中国からかなりの旅行客が来ていると聞いてはいましたが、
この日、媽祖廟にはたくさんの外国の言葉が行き交っておりました。
私も久しぶりの外出で気が晴れました。
帰り道、満月が澄んだ夜空に美しく浮かんでおりました。
きっと満月と元宵節は関係があるのだろうと思って調べたところ、
春節は、月を基にした暦を使っているので、
元宵節は、旧正月になって初めての満月の日に設定されていることを知りました。