横浜情報文化センター玄関(旧横浜商工奨励館)
先日アップしたLunchan Avenueの入っている同じビルの正玄関です。
この建物の場所には、震災前は、アメリカ領事館がありましたが、焼失後、横浜市の復興と発展の拠点として商工奨励館が建設されたそうです。
今はそんな痕跡はどこにも見られませんが、昨年の東北の震災のことを思うと関東大震災の後の横浜もたいへんな状態であったことが想像できます。その後、商工会議所も移転となり、一時は取り壊されることになっていたのですが、みなとみらい線の計画で建物は存続することになり、その当時の状態をなるべく生かすようにして今に至っているようです。
ここから日刊新聞が発行され、電信電話事業発祥の地でもあったために、「新聞博物館」と「放送ライブラリー」がこの中に入っていて、一般に公開されています。
このファサードの鉄の黒い扉は今は締め切りになっていて、直接入ることはできません。
天井が 高いので、上にも意匠が凝らされていて、真ん中の楕円形のところには、色ガラスがはめられていています。脇の明かり取りの窓もアールデコの特徴がよく出ています。