東北旅行 8(八戸、種差海岸)

 最終日の朝ご飯は、ホテルを7時に出て、本八戸駅から二駅久慈方向へ戻った、陸奥湊駅の目の前にある八戸市営魚菜小売市場まで出かけて、食べました。

 市場のお店をまわって自分の食べたい刺身や焼き魚などを買って、100円のごはんと200円のせんべい汁を頼んで、テーブルとイスがあるところで食べます。

 魚菜市場の朝ごはん

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 二人で選んだのは、さんま、ひらめ、いくら、それにひらめを買ったところで、よかったら切れ端だけどおまけといってもらったかれいとサーモン。これでしめて600円。

 ここは、観光パンフレットにも載っているので、私たち以外にもたくさんの観光客が来ていました。

 次の列車まで一時間あったので、ほかの市場や卸のお店を見てまわりました。

 大きなひらめ、太い穴子など高級そうな魚を商う魚屋さんや、イカやカレイの一夜干しを作っている店などがありました。

 次の目的地は、三陸復興国立公園「種差海岸」です。

 種差海岸は、ウミネコの繁殖地の蕪島があったり、北限植物と南限植物が隣り合い、波打ち際に高山植物が咲くというような不思議な植生が見られたり、天然芝が広がっていたり、松林があったり、いろんな景観が見られるところです。

 古くから、文学者や芸術家が散策し、その作品に登場したり、また映画のロケの舞台ともなったそうです。

 ウミネコ号というバスの起点になる「鮫」駅まで移動し、バスで終点まで行きました。 

  種差天然芝生地

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 葦毛崎展望台からの風景

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 残念ながらこの日は、空が曇っていて海が灰色です。

 ハマギク

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 夏のにぎやかさがなくなった草地に咲いていた今一番の花はなんといってもこのハマギクです。宮古の浄土が浜でも咲いていました。

 ハマナス

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 葦毛崎展望台付近には、ハマナスが咲いていました。花はそろそろ終わりで、ミニトマトと見紛うような大きな赤い実が生っていました。

ハマナスローズヒップ

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 小舟渡地区の岩礁に立つ食事処「小舟渡」でお昼を食べました。

 天然芝生地から「淀の松原」を抜け、深久保漁港の近くまで来たときに、岩場から落ちた人を目撃してしまいました。近所の人、おまわりさん、救急車などちょっとした大事件(この辺に救急車が来るのはめったにない)で、岩場にいる人から頼まれ、救急車を誘導するお手伝いをしました。

 近所に住む人が何人か救急車の音に引き寄せられるようにやってきました。

 そのうちの一人のご夫人が、たまたま東京の人でしたので、様子を見ながら、お昼の美味しいところやお土産のことまで教えてくれました。親切な方で、この騒ぎでバスに乗り遅れた私たちを車で送ってくれました。

 そのとき案内していただいたのが、この「小舟渡」です。外見は、漁師の番屋のような建物です。写真は、私が注文した定食です。

 「浜定食」

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 上段左から、貝ひもの煮た物、イカの刺身、ホヤの刺身、下段左から、ご飯、味噌汁、イカのゲソを煮た物、たくわん、これに後からホタテの貝焼きがきました。

 私の一番は、ホヤです。今日は、ホヤはちょっとしか入らなかったそうで、たくさん食べられなかったのが残念でしたが、今までで一番美味しいホヤでした。生ウニは、シーズンオフで食べられませんでした。

 イカは、本場ですから本当に甘くてとろっとした刺身でした。ホタテの身の分厚さはいうまでもありません。そんなに安くはありませんが、何よりも新鮮でした。

 (続く) 旅の長い記録を読んでいただいた読者の皆様ありがとうございます。そろそろただブログにアップの写真の制限にかかりそうですので、アップは来月になるかもしれません。ご了解ください。