ここは、神奈川県愛甲郡清川村。
神奈川県の水がめとして作られた宮が瀬ダムの湖畔園地だ。
ダムの建設に伴いたくさんの山が削られ、村も湖の底に沈んだのだろうが、このモミの木は、削られる山に自生していたそうである。
りっぱなモミの木だったので、この土地のシンボルとして残そうということになり、移植されたようだ。
初めは、暗い山の中にボーッとした灯りが点っているくらいだったそうであるが、年々飾りが増やされ、今ではこんなに豪華になったというわけである。
向こうに見えるのは、湖にかかったつり橋に飾られた光のトンネルでこの中を歩くことができる。
ツリーの近くへ行くには、ロードトレインに乗らなくてはならない。
今年は、月曜日。
空いていたので、初めてロードトレイン「ミーヤ号」に乗ってみた。(「ミーヤ」というのは、宮が瀬のキャラクターで日本シカのオスの名前)
近くへ行くと写真が撮れるように停まってくれる。
モミの木の高さは30mを超えると聞いていたが、本当に見上げるような高さだ。
もう少し枝の形が整うとすばらしいが、移植されたモミの木にそこまでは要求できないのかもしれない。
メイン階段のイルミネーション。
灯りの向こうにツリーとつり橋の光のトンネルも透けて見える。
このほかにも、水の郷のお店の周りにもたくさんのイルミネーションが飾られ、毎年きらびやかになっていく。この辺りのお店は、このクリスマス時期が一番の稼ぎ時。毎年頑張ってイルミネーションを増やしている。
昨日は、曇っていたので気温が6度。例年になく暖かい宮ヶ瀬だったが、なんといっても、ここは山の中で、周りは真っ暗。
冷たい澄んだ空気の中で白い息を吐きながら見るイルミネーションは、きらめきが街の中とは一味違う。
*厚木からバスが出ているそうだが、車で行かれるのがお勧め。駐車場は、どこでも700円。土、日はすごく混むので、平日がお勧め。13日までは、午後5時から10時まで、14日からは、午後11時まで点灯しているそうだ。