横浜の春ークイーンエリザベス号初入港ー

 昨日の夜11時半ごろ、クイーンエリザベス号が横浜へ初入港した。

 横浜は、春になると外国の豪華客船が入港する。

 今日はその幕開け。

 いつもは、本町通りを歩いて行くのだが、今日は海岸通りへ出ようと路地を入ったら、そこは関内桜通りで、カンヒザクラの濃いピンクの花が満開だった。

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  去年はボイジャー・オブ・ザ・シーだったか、

貨物船が停泊する大黒ふ頭に入港したので、

今回も同じかなと思っていたら、

なんとベイブリッジをくぐって大桟橋へ停泊するというので驚いた。

 なぜなら、ベイブリッジの高さは55m。

 エリザベス号は、56,7mと聞いていたからだ。

 干潮の時には、海面が2m程下がるとかで

夜中に入港となったようだ。

 すれすれでくぐるところは、さぞスリリングなことだろう。

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 まず、象の鼻テラスから眺めた。

 象の鼻のようにとび出た石垣が横浜が開港した頃の桟橋で、

関東大震災で崩れ落ちて海中に沈んでいたものを

もう一度再現したものだ。

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 大桟橋へ移動して鈴なりの人をかき分けて写真を撮る。

 去年も大きな客船を見てきたので、特別大きいという感じがしないが、

ランドマークタワーを横に倒したのと同じくらいの長さだといわれると

やはりすごい船だと思う。

 因みに、エリザベス号は、約9万トン、

去年入港したダイヤモンドプリンセスは、約11万トン。

 このクラスになると、どれも要塞のようだ。

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 クジラの背中(大桟橋のニックネーム)は、人が鈴なり。

 今日は、月曜日なので、圧倒的に熟年層が多い。

 男性も女性も一眼レフカメラを持ち、撮影に熱が入る。

 中には、船を背景に豪華客船に乗らずとも、極上の笑顔の奥様をカメラに納めるご主人の姿がたくさん見られた。

 そういう私も豪華客船にいつかは乗るんだと、今はそのときのためにどの船にしようかと物色中。

 大桟橋に出没しては、幸せな気持ちに浸っているのだ。

 

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 クイーン・エリザベス号の煙突は、赤。

 船体の色は、白と黒(ダークブルーかも) それに赤がアクセント。

 形も至ってシンプル。

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 後ろ側は、凹凸がなく、ビルディングのようでもある。

 大桟橋からでは、全体が見えないので、赤レンガ倉庫の方に移動してみた。

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 移動の途中で、ボートがそばを通って行くのを見た。

 先ほど、メガホンを持って誘っていた 45分で1500円のボートだ。

 写真マニアを乗せている。

 この人出を商売に生かそうとするのは、ボートやさんのみではない。

 お昼時の中華街などみなとみらいは、どこもさぞ潤うのだろう。

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 赤レンガ倉庫までたどり着いたが、

広角レンズをもっていない私は、どこまでも後へ下がるのみ。

 けれども、結局はここまで。

 残念ながら、へさきがかけている。

 今晩は、出港。

 今日は、満月なので、大潮。

 干満の差が大きいこの日を ちゃんと選んだのだろう。

 やっぱり干潮をねらって 23時の出港予定だと聞いている。

 ベイブリッジをくぐるところを見てみたいが、夜中なのでやめておく。

 大桟橋のライブカメラをのぞくことにしよう。

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 ちょっといい気分で、万国橋を渡って、馬車道のフレンチレストランへと思ったのだが、

 橋を渡ったところにある牛鍋の老舗「荒井屋」にも、ランチメニューがあったので、入ってしまった。

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 ひつまぶしをもじった「牛まぶし」。

 甘辛い出汁で煮付けた牛にみつば、ごま、しょうがをのせた牛丼だ。 

 サラダと半熟玉子とシジミの味噌汁、漬物がついて1200円。

 漬物やサラダにも、きちんと手をかけてある。

 料亭風なので、今まで敬遠していたが、一人でも気兼ねなく入れるし、少ないがお肉も美味しい。

 横浜で3つある老舗の牛鍋のお店のうちの一つである。