小さなツバキの花

 だいぶ前に子ども植物園で白い小さなツバキが咲いているのを見かけました。まだつぼみが多かったのでもう少し経ってからと思って先日行ってみたらもう、すっかり開いて花びらが茶色くなり始めていました。

カメリア・フラテルナ

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 名前から西洋種なのかと思っていましたが、この椿は、中国から戦後日本へ入ってきた種類だそうで、もっと白いところが撮れるとよかったのでしょうが、中国では、白鳩椿と呼ばれているようです。開いた花の直径が5cmくらいで今まで見た椿では、一番かわいい花です。

 隣にまだつぼみで開いていなかった赤い椿があったので、土曜日に行ってみると、小さな赤い椿が咲いていました。

カメリア・ロゼフローラ

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 ワビスケに似た風情ですが、花の数がとても多いです。こちらの方も、やはり中国から入ってきた種類ですが、別名は分かりません。落ちた花がたくさんあったので、また拾ってきてお皿に生けておきましたが、まだきれいに咲いていますので、白は落ちる前から茶色くなっているのと比べるととても生命力にあふれているような気がします。

 この皿の直径は、10cmですから、花の大きさが分かるかと思います。

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 ツバキは、日本の特許かなと思っていましたが、原種に関しては、ヤブツバキとかユキツバキとかサザンカなどほんの7種類くらいで、中国がその大半を占めているそうです。日本は、ツバキの北限(青森県)だそうで、インドネシアやベトナムにもツバキの原種があるそうです。一度、ベトナムの黄色いツバキというのを見てみたいです。