もう5日も前の話になってしまいましたが、
6日の日は、日比谷の野音で集会がありました。
地下鉄の霞が関駅から地上に出てくると、すぐに日比谷公園の入り口がありますが、
入ると目の前に雲形池があります。
今年は、どこも鮮やかに色づきがいいという話を聞きますが
ここも例外ではありません。
池の水面にもうっすらと紅葉が映り込んでいます。
まわりを高層ビルに囲まれた公園なのに、本当にハッとするほどの
赤いもみじでちょっとびっくりしました。
この雲形池にある鶴の噴水は、かなり古いものだそうです。
赤いもみじに向かって思いっきり水を噴き上げている姿に
しばしうっとり見惚れておりました。
この日の集会は、SEALDs/安全保障関連法に反対する学者の会主催、
戦争をさせない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会が共催の
KEEP CALM and NO WAR 戦争反対★1206銀座大行進という内容の集会でした。
国会前の9月の集会から、何回か大きな集会が開かれているのだと思いますが、
私は、久々の参加でした。
この日は、学生さんがお二人、学者さんがお一人、
そのほかに共産党、生活の党と山本太郎となかまたち、民主党の代表の方、
それに佐高 信さん、石田純一さんのスピーチ、
出席できなかった社民党の吉田さん、女優の大竹しのぶさんからは、
メッセージが届きました。
この日、周囲の路上に右翼の街宣車が来ていて、
ものすごいボリュームの騒音で
せっかくのスピーチが聞き取れるような状態ではありませんでした。
すごく残念なことでした。
弁護士さんの対応で、
30分ほど経ってからようやく音がなくなりましたが、
今まであんなひどい妨害を受けた記憶が私にはないので、
ある意味、彼らにこの行為をさせた人たちにそれなりの危機感があるのかと
思いました。
石田さんが、9月に続いて登場しました。
彼の話は、ネットの産経新聞あたりでも詳しく報道していましたので
省略します。
学生さんのスピーチは、自分の身の丈からのお話で
いつもながら感心しながら聞いていました。
学者の先生の話は、騒音のために ほとんど聞き取ることができませんでした。
佐高 信さんは、TBSのニュース23のアンカーの岸井さんおろしの新聞記事について
お話されました。
佐高さんは、学生時代岸井さんと同じゼミだったそうです。
考え方は自分とは違うけれども、9月の安保関連法案についての発言を取り上げ、
彼を名指しで批判した産経新聞と読売新聞の新聞意見広告に屈した形で
番組を下ろされようとしている。
民放だから視聴率は無視できないだろうから、
NEWS23をぜひ見てほしいと呼びかけられました。
夏の参議院選挙で、野党が力を発揮しないと
安倍政権は、憲法改正にまで突き進むのではないかという危機感があります
市民運動サイドでは、「野党の共闘」をスローガンにも掲げています。
この日参加した共産党の志位委員長、生活の党と山本太郎と仲間たちの
32の一人区では、野党で共闘して統一候補者を出せるようにしたい
と力強い言葉が出てきていました。
最後は、沖縄の古謝美佐子さんのお話と歌が集会を締めました。
デモ行進もあって、寒い中かなり疲れましたが、
夏に法案が通った後も、こうやって何とかしなくてはと思う人たちが
こんなにたくさんいるんだと知るだけでも、元気がもらえた気がしました。
どのスピーチもこれから先を考えるヒントが含まれていて、
聞いていて’頑張らなければと思いました。
市民運動が後押ししないと政党は動きません。
9月のような市民運動を盛り上げていく力になりたいものです。