クイーンの塔・・・・横浜税関
横浜港近くには、3つの塔があります。そのうち一番海側にあるのがこのクイーンの塔です。
いつもは、下から眺める塔ですが、今日は、県庁の12階からすぐ下に見えたので、感激して写しました。(大桟橋に寄港している船は、ピースボートでした。)
関東大震災後、1934年に建て直された横浜税関の建物の塔で、高さは、三塔の中でも一番高く51mあり、この青緑色の丸い屋根が優美で、港近くの建物の中でも際立って見えます。
今は、周りに高いビルがたくさん建って、港へ入ってくる船の目印になりにくい感じがしますが、かつては、入港してくる船の灯台代わりの建物だったはずです。
突然ですが、かつて、かのイタリアのヴェネチア共和国が、東ローマ帝国との貿易で富を築いていた頃、アドリア海を渡って、ヴェネチアに入ってくる船が、サンマルコ広場の鐘楼を目指して来ただろう そんなシーンが浮かんできます。港は、いろんなロマンを掻き立てます。
船の船員が3つある塔の特徴を見て、トランプのキング、クイーン、ジャックになぞらえて呼んだのが、名前の由来になっているのだそうです。確かに、この塔は、色、形から言ってもクイーンですね。あとの二つの塔は、改めて登場させます。お楽しみに。