20日は、神奈川県立音楽堂へ行くため、みなとみらいへ出た。
ちょっと早かったので、港の写真でも撮ろうかと県庁まで行くと
本庁舎の公開をやっていることがわかった。
今までも、年に何回かやっていることは知っていたが、
まだ入ったことがなかったので、つい入ってしまった。
これが正面玄関。
大理石の手すりのある階段。
大会議場。
舞台があるが、ここは会議場として今でも使われている。
この本庁舎は、関東大震災では被害を受けたようだが、
第二次大戦では、焼けなかったそうなので
この会議場は87年ものがたくさん残っている。
舞台の上にある時計。
文字盤の数字の形は、昭和モダン風。
ちょっと厚ぼったいまわりの黒い縁は、漆でできている。
隅金具とカーテンの上飾り
シャンデリアと脇のライト
この部屋は、知事室。(入口までで中には入れない。)
ここは、3階で、知事の座っている後ろ側の窓からは、海が見え、
角部屋で快適な執務室になっている。
因みに知事の名は、黒岩雄二氏。
テレビ局からの転身なので、
ラジオなどを上手に使って県政のアピールをするのが得意。
この部屋の素敵な窓かざり。
南側の窓からは、日本大通りのイチョウが見える。
最後は、屋上。
屋上だけは、普段でも登れるので、一度前に上ったことがある。
この日は、大桟橋にパシフィック・ビーナス号が入港していた。
北東の方向には、横浜税関のクイーンの塔、それに赤レンガ倉庫が見える。
裏側へ回ると、北西の方向には、開港記念館のジャックの塔が見える。
そして、この県庁の屋上にそびえるのは、キングの塔。
この3つの塔は、この周りに高い建物がなかった時代には、
港に入る船からはまるで灯台のように見えたのだろう。
外国の船員たちから 塔の特徴をトランプになぞらえて
キング、クイーン、ジャックと 親しみを込めて呼ばれていたようである。
時間を見れば、もう午後四時を回っていた。
開演は、4時半。
ちょっと遅刻をしてしまった。