実は、1日の夜、用があって弘明寺駅付近まで行ったので
夜なら空いているかと思ったのですが、
門前にはまだまだ100m以上の列ができていました。
ここは、一方通行になっているとはいえ、門からすぐに急な階段を登るので
大勢の人が押し寄せると危ないので、入口で警備員が入場制限をしているのです。
その日は、時間も遅かったので、また来ようと思って帰りました。
昨日は、7日でしたからもう人が並ぶこともなくすんなりとお参りができました。
弘明寺は、8世紀悪病が流行った時期に、聖武天皇の勅命を受け、
天下泰平を祈りながら全国行脚した行基が、この辺りの山に草庵を結び、
本尊になっている十一面観音(重要文化財)を彫ったのが起源とされています。
寺として開山したのは、11世紀平安時代だといわれています。
高野山真言宗のお寺で、横浜では一番古いのです。
その山門の両端にいらっしゃるのが この仁王像です。
金網に囲まれているので、なんだかわからないかと思いますが、
左が 「あ像」、右が 「うん像」。
13世紀後半の鎌倉の仏師の作品で、県下に残る最古の像だそうです。
門の前に張り出してある今年の星祭り吉凶表です。
つい、見てしまいます。
去年は、日曜星大吉で一番良い年とされていましたが、
今年は、火曜星大凶で健康運が悪く、旅も注意が必要、忍耐が必要な年だとのこと、
自分の心の奥に戒めとして留めておきたいと思います。
階段を登り切ると本堂があります。
奥の奥にいらっしゃる観音様を覗きながら、しっかりとお参りしました。
うちの息子は、私と同じ吉凶表のグループで
昨年は幸運な年ということになっていました。
家族と離れて単身赴任だったのが、昨年の9月に新しい会社に転職できて
3年目にして家族と一緒に暮らせるようになったという幸運な出来事がありました。
人間ですから、生活していればいいことも悪いこともあるだろうと思います。
でも、真言宗に信心があろうがなかろうが、
まずは、念ずるということが大切なんだろうなという気がしています。
私にとって目立っていいことはありませんでしたが、
考えようによっては、病気にもかからなかったし、息子家族が一緒に暮らせたとか
いいことがあったと考えていいかと思います。
私の親しい友人に病気を抱えている人がいるので、病気平癒のお守りをいただき、
私もおみくじを引きました。
大凶でした。
今年は、吉凶表も不運、おみくじも最悪。
これ以上悪いことはないとかえって居直ってしまうそんな心境です。
今年は、毎週ここを通ることになりそうなので、
その度にここへ寄って、心に留めたことを忘れないようにしたいです。