弘明寺観音初詣

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 今日は5日ですが、初詣です。

 三が日は、この赤いちょうちんのある門まで商店街の方からずっと行列ができる弘明寺さんも、今日は、並ぶこともなく門をくぐり階段を上ることができました。

 階段を上るにつれ、本堂で護摩供養法のお経、太鼓や鐘の音が大きくなっていきます。

 お正月は、護摩札を毎日のように火の中に入れながらこの法要が行われています。

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  無病息災、心願成就、家内安全・・・など四文字熟語を書いた御札が毎日たくさん納められるので、午前、午後各一回ずつ護摩が この中で焚かれています。

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 お線香と護摩を焚く煙が辺りを漂っています。

 炎に焼かれたお札が天に昇り、願いが届くという意味と、自分の心の中の煩悩を焼き、円満な悟りを開くという意味の両方を念じてこの護摩供養を行うのだそうです。

 この護摩供養法を行うのは、密教で、弘明寺は、真言宗の寺です。

 ドンドンドドーン、ドンドンドドーン・・・早いリズムの太鼓や鐘を伴うこのお経は、聞いていると、だんだん高揚してくるのを感じます。

 この早いリズムの太鼓や鐘の音を聞いていて、いつかどこかで聞いたことがあるなと思い出したのは、南インドのヒンドゥー教の寺の夕方のお祈りです。

 護摩というのは、インドのサンスクリット語で 火祭祀法という意味のhomaを 日本語に当てた言葉ということなので、どこかにその雰囲気は残っているのかと思いました。

 お参りをして、お線香の煙を頭にも体にも浴び、おみくじを引いてきました。

 去年は、大吉。

 今年は、末小吉

 何をするにも慎重に、大きなことは控えていけば、まあ何とか無事には過ごせるというような解説がついていました。

 おっちょこちょいですから、これくらいのおみくじが自分にはちょうどいいのかもしれません。

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 お寺の先には、クリスマスから迎春の飾りに変わった弘明寺商店街がにぎわっていました。