懐かしい言葉ー天瓜粉(テンカフン)

 雲紋竹を見た同じ日に、もう一つ珍しいものに出会いました。

 上の写真は、カラスウリ

 赤いカラスウリは知っていましたが、黄色のカラスウリを見たのは初めてでした。

 赤いカラスウリよりも一回り大きい実です。

 

 説明札を読むと、キカラスウリの根から取ったでんぷんを粉にしたものを「天瓜紛」

(テンカフン)と呼び、汗をかく赤ちゃんの肌にパフを使ってたたくように塗っていた

ものだと書いてありました。

 

 「テンカフン」は、母が言い慣わしていた言葉だったので、なんだかはるか昔がよみ

がえってきたような気がしたのです。

 私が自分の子どもに使っていたころは、シッカロール(和光堂の商品名)と呼んでい

た気がしますが、今ではベビーパウダーと呼んでいるものです。

 

  相談員の方にお聞きしたところ、

「特別植えたわけでなく自然に生えていたものにわかりやすく印をつけた

だけなんです。」とのこと。

 

 どちらかというと、南方系のカラスウリなので、日本でも南の方に多いそうです。

 といっても、横浜にも自然に生えているということなので、熱帯ということではなさ

そうです。もう何年も子ども植物園に通っているのに、初めて気が付いた植物でした。

 

 おまけ1

 相談員さんがいらしたので、雲紋竹についても聞いてみました。

 花が咲く周期が長い植物の中には花が咲くとすぐに枯れてしまうものがあるけれども

雲紋竹はどうなのか質問したところ

「120年という長い期間、誰かが見届けることができないので、まだ研究されていな

いのでわからない。」というのが答えでした。

 

 いろんな竹の話やカラスウリの話など、さすが専門家はいろんなことをご存知でとて

も勉強になって楽しい時間でした。

 おまけ2

 上の写真は、ボケていて申し訳ありませんが、「セツブンソウ」です。

 この植物園の「スプリング・エフェメラル」の先駆けは、「セツブンソウ」でした。

あと2週間で節分ですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

120年に一度咲く花 (横浜市子ども植物園)

 お正月早々能登半島で大きな地震の被害があり、遠くから思いを寄せるしか方法もな

く悶々とした日々を送っています。救援が迅速に届くことを祈るばかりです。

 

 申し遅れましたが、このブログもなるべく短めにぼつぼつ書いていきますので、今年

もどうぞよろしくお願いします。

 

 昨日うちにじっとしていても身体にいいことはないので、近くの子ども植物園まで歩

いて来ました。

 

 門を入った所に120年に一度の竹の花が咲いているというお知らせが掲示されてい

ましたので、さっそく竹園へ行ってみました。

 

 その120年に一度花を咲かせるという竹の名前は、「雲紋竹(うんもんちく)」

です。

 竹に雲のような茶色の模様が入っているのが名前の由来です。ここでは特別に集めら

れているわけですが、そんなに珍しいものでもないようです。

 これが120年に一度咲く花だそうです。想像では、尖ったのがめしべで、ふにゃふ

にゃとしたひも状のものがおしべではないかと思います。

 

 120年前(1904年頃)はどんな出来事があったのか確かめたり、これから12

0年後はどんな世の中になっているのか想像してみるのもいいのではないでしょうか。

八幡平ハイキング その4

 2日目は、午後雨が降るとの予報でしたので、午前中は回れると思い、バスに乗って

頂上の停留場まで行きました。

 歩き始めはまだ薄日もさしていましたが、だんだん雲が厚くなり風も強くなってきま

した。

起き上がれていないアオモリトドマツ

 昨日と違って歩く人も少なくて、どんよりした山道です。周りを見渡すと今まで雪の

下にうずもれていた痛んだトドマツの下の方が見えてきています。

 前日、ガイドさんは、曲がった幹を触って

 「頑張って起き上がるんだよ。」

と話しかけていましたが、本当にしゃん‘伸びあがってほしいなと思いました。

 

ピンクのテープのついた竹竿

 この先の方で逆方向からやってきた管理員さんたちに会いました。雪の深さを調

べて竿を立てる位置を直したり、急な斜面になっているところは雪を切って階段状にし

たり、安全に歩けるよう点検整備して下さっていました。

 仕事とはいえ、悪天候の日もあり毎日の点検は大変だなと思います。

 

 頂上を通り過ぎたあたりから本当に風が強くなり、風よけになるものもないので吹き

飛ばされるかと思ってしまいました。

ムラサキヤシオとガマ沼

 前日は気づかなかったムラサキヤシオです。初めて見ました。紫といってもピンクに

近い色でとても愛らしい感じのツツジでした。

ショウジョウバカマ

 ムラサキヤシオとよく似た色の花でした。雪が解けるとすぐに湿原に彩を添えてくれ

ます。

色違いのショウジョウバカマ

 紫の方は、雄しべの葯の色が黒いのに、赤い方は、白いのです。まるでコーディネー

トされたみたいだなと感心しました。こちらは湿原ではなく、割と乾燥した山道の端に

すらっと伸びていました。

 同じ花でも背の高さ、花の色、葯の色、生える場所など、違いがあるんだなと

思いました。

 

 雨が降り始めたので、12時過ぎの下りのバスに乗り、宿まで帰ってきました。宿の

周りを歩いてみるといろいろ発見がありました。

山の斜面の残雪

 雪が大きな塊になってずいぶんと残っているのを見ました。ダケカンバが雪の重さで

折れ曲がっています。少しずつ雪が解けて周りの植物たちが目を覚まし始めています。

シナノキンバイ

オオバキスミレ

ツクシ

斜面に生えるミズバショウ

 黄色い花が咲いていました。車が通る脇なのにと驚いていると、スギナが生えている

のを見つけました。それなら近くにツクシも生えているだろうと思ってみたら、ありま

した。ここは、まだ平地の3月です。6月になってもう一度早春気分に浸ることができ

ました。

 

 斜面の上の方にある雪のかたまりから少しずつ水がしみだしているのでしょう。湿原

に咲くミズバショウが山の斜面にぽつぽつと出ているのを見つけ驚きました。水が豊富

だとこんな山の斜面にも育つんですね。

藤七温泉露天風呂

 バスの窓から藤七温泉の露天風呂が見えていたので、霧で入っている人も見えないの

で写真を撮りました。ここは、湯舟は木で囲われていますが、下は砂地というか土がそ

のままで、下からぼこぼこと温泉が湧き出ているのです。一応、女性用というのもある

のですが、ほとんどの浴槽は混浴なので、夜の一時間を除くと女性は湯あみ着をつけて

入っているようです。因みに私は、夜の時間だけで昼間は内風呂に入ったので混浴体験

はしていません。バスの窓からのぞけますが、だれなのかそんなところまではわかりま

せん。露天風呂というより野天風呂といった風情です。

藤七温泉前のバス停

イワカガミ

 霧で何も見えませんが、バス停の向こう側にはこのイワカガミが群生しています。バ

スを降りると、イワカガミに迎えられるのです。そんなバス停にお目にかかったことが

ないので、なんだかとても気分が上がりました。

 

 3日目、いよいよ下山です。

 下へ降りるバスは12時半までないので、10時にチェックアウトをしてから、スト

ーブのある部屋で2時間以上待ちました。待ちながら、棚の上に飾ってある造花を眺め

ては風情がないなと思っていたところ

 「この宿だけは、国立公園内に立っているので、自然の物は一切取ってはいけない

ことになっているのよ。」

と、一緒に待っていた方が教えて下さいました。

 私以外の3人の方は、ツアーのお客さんで近辺にあるほかの温泉のお客さんも含め観

光バスがチャーターされていて、私より1時間早く帰られました。

 

 12時半のバスは、八幡平の麓のホテルまでしか行かないのでそこからまた盛岡行の

バスに乗り継ぎます。このバスは往きのような特別なバスではなく普通の路線バスなの

で、学校帰りの小学生が大勢乗ってきたりもします。

 都会からすれば不便この上ないですが、公共交通機関を使った地方旅をするというこ

とは、この不便さを楽しむ余裕を持たなければならないなと思うようにしています。

 

 イワカガミ咲く特別なバス停からイワカガミに見送られてたった一人バスに乗り、

藤七温泉を後にしました。

 

 (八幡平の旅はこれで終わりです。ありがとうございました。)

八幡平ハイキング その3

 頂上から見えた八幡沼。この辺りの沼では一番大きな沼です。青空を映して美しく青

い水面でした。左側の岸に山小屋がありますが、そこで昼食休憩を取りました。

八幡沼

 雪渓が残っている下り道なので、めったに使わないストックを持って歩きましたが、

一度バランスを崩して転びました。

タケシマラン

 小屋のすぐそばには、タケシマランが生えているのをガイドさんが教えてくれまし

た。上から眺めると上にかぶさっている葉っぱに隠れていて小さな花が釣り下がってい

るのが見えません。一人で歩いていたら、きっと見逃しただろうと思います。かがんで

覗き込むようにして撮った写真です。(オオタケシマランかもしれません。)

イワナ

 初めて知った植物です。名前からするときっと梨のような実がつくのだろうなと想像

していましたが、調べるとやっぱり実は梨のような味がすると書いてあります。食べる

といってもほんの僅かでしょうが、食べられるのだそうです。

広い湿原

 小屋の裏手に回ると木道がついた道がありました。ようやく雪が解けたばかりの湿原

は、まだ枯草で覆われています。

ミズバショウ

 湿原の女王様と言われるミズバショウ

 関東ではもうとっくに終わっていますし、八幡平へ来る途中の標高800mくらいの

芭蕉沼といわれるところでも大きな葉ばかりが目立っていてこの白い苞は見られません

でした。北東北の1600m付近では真っ白な苞がまだ出たばかり、体を持ち上げるよ

うに咲くミズバショウは元気印です。

ヒナザクラ

 東北の高山帯のお姫様にふさわしいのは、ヒナザクラ。

 雪解けを待っていち早く花を咲かせます。水の中からつぼみと一緒に生え出している

姿を見ると、可憐ながら強さを宿した花だなと感心します。

 八幡平のパークボランティアのマスコットになっているそうです。

チングルマ

 木道ですれ違った人が、

 「木道わきにたった1本だけが咲いているから気を付けて見て。グループで歩いてい

ると見逃してしまうかもしれないから。」

 と教えてくださったのが、このチングルマ。秋田駒が岳ではムーミン谷一面に咲いて

いたチングルマのイメージからすると、たった1本と思いましたが、本当にこの1本だ

けしか見ることはありませんでした。(だいぶぼけてますが、写真もこれ1枚しかとっ

てませんでした、)

ワタスゲの花

 ボケた写真ついでに、こちらはこれからというよりこれが最後かもしれないという花

ワタスゲです。ワタスゲというと、白い綿毛の姿が浮かぶので花を見たのはこれが初

めてです。もう枯れかかった花なので、ちょっと茶色がかっていますが、きれいに咲い

ているのは薄黄緑色です。花が終わると白い綿毛のワタスゲが広がって初夏の湿原を彩

ります。

森の向こうに見えるのは岩手山

 この写真ではよくわかりませんが、この季節の八幡平の森は、常緑樹のアオモリトド

マツ(オオシラビソ)とシラカバの黄緑色の新緑がツートンで美しいです。

 盛岡市内から見る岩手山を表に見立てると、こちらは裏手に当たるので、裾野の広が

り方が反対に見えます。裏は、大変山肌が荒れていてぼこぼことしています。岩手山

火山だったのかと思いました。

アオモリトドマツの葉芽

 今日の締めは、ボランティアガイドの女性が

 「花じゃないけどかわいくて大好きなんです。」

とおっしゃっていたアオモリトドマツの葉芽です。この赤い芽が膨らんで、徐々に薄黄

緑の葉っぱを拡げるのでしょう。赤いものには力が秘められているような気がします。

 

(つづく)

八幡平ハイキング その2

 八幡平の頂上へガイドさんと歩きながら見つけた植物たちです。ガイドの女性は、1

週間に一度はボランティアガイドを引き受けているそうなので、どこに何が出てきてい

るのか承知しているので、個人では見つけられない植物をたくさん教えてくださり有難

く思いました。

 

ミツバオウレン

 このミツバオウレンは、私の宿の部屋の名前になっていた花で、今回しっかりと覚え

ました。

キヌガサソウ

 衣笠とは、帝や公家の行列にかざした絹張の長柄の傘のことだそうです。おもしろい

のは、周りを囲む葉の数と中の白い花弁がほぼ同数で開く日本固有種だそうです。この

花の場合は7枚ですが、8枚ずつというのもありました。

ベニバナイチゴ

まだつぼみのものも合わせると登山道の両脇にずいぶんとたくさん生えていました。

イチゴの実はクマの好物だそうで、子熊が夢中になって食べている間に親熊は子別れを

するとガイドさんが話されていました。

ハクサンチドリ

 まだ咲き始めで数は少ないのですが、咲きそろうとかなり壮観な感じがしました。中

には、白い花のもあるそうです。

シラネアオイ

 秋田駒ケ岳で群落になっているのを見たことがありましたが、花の開花期が割と短く

早い時期に咲き終わってしまうので、これで2回目です。歩いているときは、見つから

ず最後に駐車場の展望台わきに咲いているのを幸運にも見つけたのです。高山植物とし

ては花が大柄で華やかなので、人気の花です。

コミヤマカタバミ

 ガイドさんが、名前をど忘れしていたようなので、

「ミヤマカタバミに似ていますが」と私が話すと、

「コミヤマカタバミです。」と名前を思い出してくださいました。

 私が箱根の山中で見つけたのは、もっと花が大きかったけれども、これは花が小さい

のでコミヤマカタバミなのかと納得した花です。

サンカヨウ

これも秋田駒ケ岳で見たきりですが、二枚の葉の間から咲く白い花は雨に打たれるとそ

の水滴で透き通って見えるさまを愛でる方が多いです。名前の由来は、葉の形から蓮

(荷葉)に似ているというので、山の蓮「山荷葉(さんかよう)」になったそうです。

ムシカリ(別名オオカメノキ)

前回の小川村のブログにこの植物に似たケナシヤブデマリの写真を上げましたが、それ

とよく似たオオカメノキがここにありました。今が盛りで、アジサイに似た白い花をつ

けています。やはり名前の由来は、葉の形が亀の甲羅に似ているからということのよ

うです。天気が良かったので、下から見上げると青い空にとても映えました。

 

八幡平頂上
 

 途中雪渓が残っているところがあり滑らないように注意して歩いたり、植物の説明を

聞いたりしていたので本当は30分くらいで歩けるところなんでしょうが、小一時間か

かりました。

 展望台から北の方を見ると、左に「岩木山」、右に「八甲田山」が望めました。

 どちらの山も2年前の秋、青森を旅したときの記憶と重なりなんだかとっても懐か

しい気がしました。

岩木山

八甲田山

 (つづく)



 

八幡平ハイキング その1

 八幡平には昨年の10月中旬に訪れたのですが、

1日目は雨模様、2日目は吹雪いて 紅葉がりどころではなかったのです。

 結局、藤七温泉に泊まったきりハイキングどころか温泉内の露天にも入ることができ

なくて残念な思いをしました。

 

 その時に次回のためにと宿から平日限り1泊3000円引きのサービスチケットを

もらっていたので、今回それを生かしてリベンジに出かけたのです。

 

 6月14,15日、折しも梅雨時で予約を取った時点では雨模様、この時期は仕方が

ないかと思っていたところ、開けてみたら1日目は快晴、2日目は午前中は曇りで、

思わず 「私は付いてるー」

と叫びたいくらいの天気に恵まれました。

 

 盛岡発9時10分のバスに乗るため、いつものように東京駅発6時32分の「はやぶ

さ1号」に乗りました。このバスは、「自然散策バス」という名前なので、

この近辺の人なら日帰りで八幡平トレックを楽しめるのだと思っていました。

 

 ところが、トイレ休憩の道の駅で、バスにボランティアガイドさんが乗ってきて

「このバスに乗っている方なら無料でガイドをしますよ。希望の方は手を挙げて!」

とのこと。

 願ってもないことでしたので、参加させてもらうことにしました。

「今日の私はなんてラッキーなんだろう!」

と、またまた舞い上がってしまいました。

 

 この時期を選んだのは、雪解け時期の高山植物はもちろんですが、

ぜひ雪解けの鏡沼を見てみたいと思ったからです。

八幡平鏡沼ードラゴンアイ

 いつだれが名付けたのかわかりませんが、「ドラゴンアイ」と呼ばれています。

 なぜか真ん中が早く解け始めるのです。雪の量や春先の気温の変化も関係してくるの

で毎年時期がずれるようですが、今年は運よく形が整っている間に見ることができて

こうして写真まで撮れました。自然の摂理というのは不思議です。

 

 駐車場から見えた山々で感動的だったのは、鳥海山とその左に本当に淡く見えた月山

です。

鳥海山

月山

 鳥海山は、秋田駒ケ岳からもよく見えていましたが、雪形まではっきりと見えたの

は初めてです。月山に至っては、ほかの山から見えたこと自体が初めてです。

 月山は、高校2年生の夏の登山教室で登ったことがあり、私にとっては思い出深

い山なので見えたというだけでとても嬉しいのです。

県境の表示 

 八幡平というのは、岩手県秋田県にまたがっているので、どちら側からでも入るこ

とができますが、路線バス🚌の便は、去年よりさらに悪くなり、ほとんど、車か、観光

バスで来た方ばかりです。

ミネザクラ


 ガマ沼という沼の前にたくさんのミネザクラ咲き誇っていました。

 ラッキーにラッキーが重なりましたが、一番最後に咲くミネザクラで今年最後のお花

見もできたというわけです。

 (つづく)

 

 

片倉城跡公園 (奥の沢のヤマブキソウ)

 高尾山へ行った帰りのことです。

 横浜へ帰るために、高尾山口から京王片倉で下車し、JRの片倉駅まで歩きました。

 ちょうど片倉駅から歩いて自宅へ帰る友人と一緒でした。

 

 彼女は、よく山を歩き野草に詳しい人ですので、当然片倉城跡公園は自分のテリトリ

ーです。ちょうど今、ヤマブキソウが見ごろだと聞いていたので、この日寄り道をして

案内してもらうことにしました。

 

奥の沢に咲くヤマブキソウ

 16号線の通りから入り。西の方へずんずん進みます。沢一面にヤマブキソウの群落が

広がっていました。八王子に住んでいたころはこの季節一回も足を運ばず、とてももっ

たいないことをしたなと思うほど、素敵なところでした。

 

ヤマブキソウ

 陽が傾き花もつぼんでしまっているので、山吹色の鮮やかさに陰りがありますが、

これだけの群落を今まで見たことがなかったので。思わず「すごーい!」と声をあげて

しまいました。

 

 ちなみに、ヤマブキはバラ科ヤマブキソウはケシ科なので、名前は色で結びついて

いるだけです。

名残のカタクリ

 すぐ横の斜面にカタクリの花が残っていました。ここは、桜の名所でもあり、同じ頃

斜面を覆うように咲くカタクリの名所でもあります。

ユキザサ

 最後に友人が珍しい植物の在りかを教えてくれました。

 これは、知る人ぞ知るものではないでしょうか。花はつぼみだったし、道の傍ら

に数本あるだけなので教えてもらわなければわからない植物です。うちへ帰って調べる

金平糖のような白い花で雄しべも白く、遠くから見ると笹に雪が舞い降りたように見

えるので「ユキザサ」という名になったのではないかということでした。

 初めて知る野草です。今度ここへ誰かと来た時に教えてあげられるよう、しっかりと

記憶しようと思いました。

 

 高尾山のついでの片倉城跡公園でした。