八幡平ハイキング その1

 八幡平には昨年の10月中旬に訪れたのですが、

1日目は雨模様、2日目は吹雪いて 紅葉がりどころではなかったのです。

 結局、藤七温泉に泊まったきりハイキングどころか温泉内の露天にも入ることができ

なくて残念な思いをしました。

 

 その時に次回のためにと宿から平日限り1泊3000円引きのサービスチケットを

もらっていたので、今回それを生かしてリベンジに出かけたのです。

 

 6月14,15日、折しも梅雨時で予約を取った時点では雨模様、この時期は仕方が

ないかと思っていたところ、開けてみたら1日目は快晴、2日目は午前中は曇りで、

思わず 「私は付いてるー」

と叫びたいくらいの天気に恵まれました。

 

 盛岡発9時10分のバスに乗るため、いつものように東京駅発6時32分の「はやぶ

さ1号」に乗りました。このバスは、「自然散策バス」という名前なので、

この近辺の人なら日帰りで八幡平トレックを楽しめるのだと思っていました。

 

 ところが、トイレ休憩の道の駅で、バスにボランティアガイドさんが乗ってきて

「このバスに乗っている方なら無料でガイドをしますよ。希望の方は手を挙げて!」

とのこと。

 願ってもないことでしたので、参加させてもらうことにしました。

「今日の私はなんてラッキーなんだろう!」

と、またまた舞い上がってしまいました。

 

 この時期を選んだのは、雪解け時期の高山植物はもちろんですが、

ぜひ雪解けの鏡沼を見てみたいと思ったからです。

八幡平鏡沼ードラゴンアイ

 いつだれが名付けたのかわかりませんが、「ドラゴンアイ」と呼ばれています。

 なぜか真ん中が早く解け始めるのです。雪の量や春先の気温の変化も関係してくるの

で毎年時期がずれるようですが、今年は運よく形が整っている間に見ることができて

こうして写真まで撮れました。自然の摂理というのは不思議です。

 

 駐車場から見えた山々で感動的だったのは、鳥海山とその左に本当に淡く見えた月山

です。

鳥海山

月山

 鳥海山は、秋田駒ケ岳からもよく見えていましたが、雪形まではっきりと見えたの

は初めてです。月山に至っては、ほかの山から見えたこと自体が初めてです。

 月山は、高校2年生の夏の登山教室で登ったことがあり、私にとっては思い出深

い山なので見えたというだけでとても嬉しいのです。

県境の表示 

 八幡平というのは、岩手県秋田県にまたがっているので、どちら側からでも入るこ

とができますが、路線バス🚌の便は、去年よりさらに悪くなり、ほとんど、車か、観光

バスで来た方ばかりです。

ミネザクラ


 ガマ沼という沼の前にたくさんのミネザクラ咲き誇っていました。

 ラッキーにラッキーが重なりましたが、一番最後に咲くミネザクラで今年最後のお花

見もできたというわけです。

 (つづく)