新聞少年の像

最後のイチョウの紅葉

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 12月の中旬になってもまだ黄色い葉を落としていないイチョウの木が日本大通をはじめ何本かの通りで見られます。今の時期、歩道の端に風で吹き集められた落ち葉がたまってふかふかしています。 

 ここは、日本で近代新聞の発祥の地となったところです。この像は、以前、「記者たちのカフェ」という名前で紹介したカフェがあるビルの右端にひっそりとたっています。目立ちませんが新聞を配っている少年の姿を像にしたものです。

 年が分かってしまいますが、こんな風に横半分に折った新聞を太い幅広の紐を使って肩にかけ、一軒一軒の家に配っている姿を見たことがあります。それが、少年だったかどうかは定かでありませんが、昔は、アルバイトをしながら学校に通っていた学生さんがたくさんいたのは確かです。今は、もうバイクで配ったり、団地などでは、タバにした新聞を車でどさっと入り口に置いていく姿しか目にすることはなくなりました。

 ネット社会になって、新聞の配達部数が激減して新聞屋さんも経営がたいへんそうです。