昨日は、風もなく雲一つない青空、びっくりするくらいいいお天気でした。
国道一号線を走るバスの窓からも雪を被った富士山が見え、
すごくついているなと自分でもびっくりしました。
駅の改札で友人に会うなり、
「今日はいい天気でよかったねえ。」
の挨拶がみんなの口からついて出てきます。
空気はまだ冷気を含んでいましたが、歩くうちに汗ばんでくるくらい
風がなく穏やかな小春日和です。
まず、先日横目で通り過ぎた報国寺へ。
報国寺の大イチョウと鐘楼の屋根。
(逆光でぼやけてしまっています。)
竹の寺ですから、竹林ともみじ。
この先にはもっとすごい竹林があるのに、
みなさん、私が下見をした華頂宮邸へ行こうというので、またもや報国寺はスルー。
報国寺さん、また拝観料を払わずにごめんなさい。
こちらは、華頂宮邸。
先日と違うのは、空の色。雲が1つもありません。
結局華頂宮邸のベランダのベンチで一休み。
ウイークデーのせいか、スケッチをしている人が大勢いました。
ここで11時半になっていたので、通りの向かいの浄妙寺へ向かいます。
浄妙寺の本堂の屋根の空と飛行機雲。
空気も澄んでいるのか、山の紅葉も鮮やかに見えます。
ここで「石窯ガーデンテラス」のランチです。
先日は、パスタランチを食べたので、今回は、ガーデンランチの方にしました。
お魚の方を選んだので、鰆とオマールエビのソテーです。
この鰆、脂がのっていてとっても美味しかったです。
美味しいものを食べるといつも幸せです。
後は、先週とほぼ同じ。
浄妙寺から駅の方へ戻りながら、杉本寺へ。
ここ杉本寺は、鎌倉最古のお寺で、三体の十一面観音がご本尊。
坂東三十三番観音霊場の一番札所。
ということは、うちの近くの弘明寺観音が14番札所ですから
お仲間ということになります。
一番というのは、古いということでしょうか。
通りから、細い階段を上がっていくと、仁王門があり、
先はもっと階段が細くて苔むしています。
階段を保護するためでしょうか。
ここから先は、左の新しい階段を上ることになります。
境内には、やはり大イチョウがありました。
黄金色に色づいたイチョウが見事です。
イチョウの木のそばの五輪塔。
苔もカビも生えてずいぶん古いもののような気がしました。
鐘と衣張山。
衣張山も錦をまとって美しいです。
この山の由来は諸説あるようですが、夏の暑い日、源頼朝が
幕府のあった大蔵から見えるこの山に
白い絹を被せ、雪に見立てて政子を喜ばせたという説が
ロマンがあって一番いいなあと思っています。
そんな長い白衣を用意できるはずもなし、権勢を誇ったお話なんでしょう。
本堂の写真を撮るのを忘れましたが、
夏みかん越しに見える茅葺の屋根が本堂です。
傾いてきたお日様を追いかけるように、駅へと向かいました。
これで、鎌倉散策は終わりです。