昨日は、朝方こそ曇っていたものの、だんだん晴れて青い空が見えてきました。
横浜駅からバスに乗って約40分。
この写真は、入口からすぐのところ。
池の向こうの山には、京都府の旧燈明寺から移築した三重塔。
その上には、もう真夏を思わせる空、そして白い雲。
これは、御門。
京都の東山の西方寺にあった薬医門だったものを移築。
剪定された松の緑がひときわ鮮やかでした。
その先にある臨春閣。(重文)
紀伊徳川家の別邸だったという建物を移築してきたものです。
昨年は、ちょうど6月に三渓園の中にある建物が公開になっていて、
中に上がって、天井、欄間や障子など細かい建物の内部の意匠や狩野派の襖絵なども見られましたが、今年は外観のみの見学しかできません。
草むらに桔梗がもう咲いていました。
桔梗というと、秋の七草に入っているので、どうも季節外れな気がしますが、
実際には桔梗は夏の花。
それにしても、まだ6月なのに早い気がします。
臨春閣から月華殿へ上っていく道沿いのガクアジサイが、まだまだきれいなロイヤルブルーの花を咲かせていました。
こちらは、青もみじに囲まれるようにしてたたずむ 聴秋閣(重文)。
徳川家光が上洛に際して二条城に建造させたもの。
いろんな人の手に渡り、最後にこの庭園を造った三渓へ贈られ、移築された建物です。
この聴秋閣は、外観も中の意匠も三渓園の中でも秀逸であると私は思っています。
*昨年のブログ(6月の中ごろ)を見ると、もう少し中がよくわかります。
茶室 春草蘆前の散策路です。
水を含んだ苔が
木漏れ日にあたって、そこだけ白く輝いていました。
茅葺の屋根に青もみじ。
この日差しは、まさに夏。
鎌倉の旧東慶寺の仏殿(重文)だった建物が移築されたものです。
旧矢箆原家(やのはらけ)住宅(重文)。
ダム建設を機に、白川郷にある合掌造り民家を移築してきたもの。
有力者の建物ですので、白川郷にある合掌造りのものと比較しても
ひときわ立派です。
今の時期、唯一中に入れる建物でした。
階段も手すりもぴかぴかに黒光りしています。
七夕の飾りが軒を彩っていました。
もう、明日は、7月。
一週間後は、七夕なんですね。
夏至を過ぎ、梅雨の晴れ間の光線は強いものがあり、
ちょっと歩くたびに汗がにじみ出ました。