逗子披露山公園から葉山を見る
今日は、風もなくいい日和でしたので、午後2時に思い立って、逗子へ行きました。
披露山公園の展望がいいというのを聞いていたので、地図も持たずおよその方向を目指して歩きましたが、無事公園にたどり着きました。
公園内には、サル、アヒル。クジャクなどの小さな動物もいて家族連れも楽しめるようになっていました。もちろんたくさんのカップルがベンチに座っていたのはいうまでもありません。
この写真は、東の方向で、葉山のマリーナが見えています。
ここから海の方へ下っていくと、ちょうど「高養寺」というお寺があります。明治の作家徳富蘆花が、逗子で静養している時に書いたといわれる明治のベストセラー小説「不如帰」にこの寺が出てくるので、今では主人公の浪子さんにちなんで「浪子不動」と呼ばれています。
暗くて読みづらいですが、蘆花の兄、徳富蘇峰が書いたといわれる「不如帰」の碑が浪子不動の前の海中に立っています。その石は、江戸城を作るときに、伊豆半島から船で運んだもので、運ぶ途中海中に沈んだものだそうです。
「不如帰」の碑
海岸線に沿った道134号線は、あいかわらず渋滞していました。しばらく歩道を歩いてから、砂浜に下りました。もう五時を過ぎていたので、西の方へお日様が沈もうとしている時間でした。
夕日
砂浜には、打ち寄せられた貝殻が落ちていますが、裏側のきらきら光ったところに夕日が当たって反射していました。
江ノ島、富士山そして伊豆半島
江ノ島と富士山そして、向こうに見えるのは伊豆半島ではないでしょうか。今日の富士山はくっきりというわけにはいきませんでした。頭にさっと白いすき毛のような雲をかぶっていました。
山の端にくるとあっという間です。すぐに日は沈んで、真っ赤に燃え出しました。沈む前よりこの沈んだわずかの時間、太陽は燃えて燃えて赤くなるのはなぜなのでしょうか。
今日は、大して歩いていないかと思っていましたが、うちについて歩数をみたら、2万歩歩いていました。逗子の駅で日影茶屋のお菓子を買いました。
あぶずり餅と日影大福です。あぶずりというのは、今、日影茶屋が立っている裏の山を源頼朝が馬で通った時に、鐙がすれるほど道が細かったということから、このあたりの地名になっているので、それをお菓子にしたもののようです。今日は、大福の方を食べましたが、小豆餡が上品で高級大福という感じです。