(パソコンの調子が悪くメンテンスしていましたのでしばらくアップできませんでした。)
いつもの年だともう満開に近い河津桜だと思って、2月28日に三浦海岸へ出かけてみました。この写真の桜の花は、駅前にある河津桜です。4部咲きというところでしょうか。普段の日なのですが、それでもおみやげ物やちょっと口に入れて軽く一杯という人のためにマグロのトロ焼きなどのお店も出ています。
そのまま京浜急行の線路に沿って三崎方向へ歩いていくと線路沿いに河津桜の木が続いています。残念なことにここの桜は一部咲きといったところで、ちょっとがっかりでしたが、足元に植えてある菜の花が
「今年は私が主役よ。」
と言わんばかりに咲きほこり、ハチのお客さんもやって来ていました。
やがて右側に小松が池公園が見えてきます。線路をくぐって公園へ入っていくと、池の中を泳ぐ水鳥を見ることができます。
尾がつんと長く伸びているので、オナガガモでしょうか。
池の奥のほうに、長い望遠レンズをつけたカメラを持った熟年のおじさまたちがたくさんいました。ちょっと離れた木の枝にカワセミが止まっているところにやってきたというわけです。
カワセミ
おじさまのうちの一人が、わたしの小さなカメラを見て
「ここへ来て、このフェンスにカメラを固定して撮りな。」
と親切に誘ってくれます。
「この池は、あのカワセミの縄張りでほかのカワセミは追い出されるんだよ。冬は、池の水が冷たくて魚が水の上の方にこないので、カワセミも大変なんだよ。一週間も魚が取れないとあいつも死んじゃうんだよ。」
とのこと。
夜のうちに網をかけて魚を取り、昼間写真を撮る仲間がそれをざるに入れてカワセミが取りにくるところを写真に撮っているようです。と言っているうちに
「じゃあ、セットするか。」と言って、ざるを近くに浮かべました。
さっきのおじさまが、
「あのざるにピントを合わせて待っているんだよ。」と親切にレクチャーしてくれます。
と言っても、私のは連写機能もついていないし無理だと思いながら言われたようにざるにピントを合わせて待っていました。
ということで3匹魚がいたので、カワセミは3回ダイビングをして魚を取りました。私は、ピンボケのこんな写真しか撮れませんでしたが、カメラマニアのおじさまたちのおかげで、カワセミのダイビングを見られました。桜にがっかりさせられた後でしたので、なんだかカワセミに救われ、楽しく帰ることができました。