パキスタン旅行 その1

 4月5日午後3時過ぎ、一時間遅れでパキスタン航空853便は成田を出発。今回の旅は、とても一人では行けそうもないところなので、西遊旅行社18名参加のツアー旅行である。

 タイトルは、「花の桃源郷、フンザを歩く」

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 途中、北京で一時間10分の駐機、掃除を終え、乗客を乗せると再び飛び立ち、6時間15分かけてパキスタンのイスラマバードへ到着。現地時間午後10時、日本時間にすれば夜中の2時。ホテルに着き、シャワーを浴びて4時間もすると起きなくてはならない。

 6日は、本来なら国内線でスカルドゥというところまで一時間のフライトのはずなのだが、なぜか前もって機材のやりくりがつかないとかで、朝6時にバスでGTロードからカラコルムハイウェーへ入り、なんと15時間かけて次の宿泊地チラスまで移動。

 バスは、現地の旅行会社所有のトヨタのコースター。現地の車の状況からすれば、一台に9人と添乗員、ガイドの11人なので、かなり余裕はあるが、しかし道中が長すぎる。

 

  車窓を過ぎるデコトラが多いのに気づく。休憩の峠道で写真を撮ろうとするとトラックは、自分から撮ってもらいたそうに、ゆっくりと運転したり、止まってくれるものもある。

 ガイドさんの話では、トラックで家を開ける期間が長いので、トラックを、自分の家や奥さんのように愛情を注ぐため何十万ルピーもお金をかけてデコレーションするそうである。元々、自分の家をきれいに飾るという文化が下地にあるからということらしい。

 それにしても、飾りはかなり重量もあって燃費からすると不経済な飾りである。

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   この辺りは、川に沿って畑も豊富だし、ライステラスがあるので、米も作られているようだ。山に松やヒマラヤスギなどが植えられていて、緑も多い。f:id:yporcini:20130406154006j:plain

 

   途中の街で果物を購入するとかで、大きな八百屋さんに横付け。 

 野菜では、きゅうり、カブ、トマト、たまねぎ、カリフラワー、にんじん・・・

 果物では、グァバ、うり、ココナツ、びわ、オレンジ、バナナ、すいか・・・がきれいに並べられていた。

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 ここで買ったグァバとウリは、ランチのレストランの厨房で皮をむいてもらって出されたが、正直、グァバは香りはとてもよいのだが、甘味が少なく美味しいとはいえない。他方、うりの方は、甘味もあってまあまあといったところか。

 この近くにオサマ・ビンラディンが潜伏していて、米軍の作戦で殺されたと伝えられているアボッタバードの街を通過したが、この街は、パキスタン軍の中枢の基地があり、ありえないことだとパキスタンの80パーセントの人は、このことを信じていないそうである。

 

 この先山岳地に入っていくのだが、治安が悪いらしく、銃をもった警官がバスに同乗するか、警官の乗った車が護衛する区間が続いた。

 夜、10時過ぎ、チラスのホテル「シャングリラ・インダスビュー」へ到着。いつのまにか悪路にもめげず眠っていた。

 次へ続く。