かつての職場の友人たち4人と、山梨県の四方津にある風林亭へお昼を食べに行きました。
前回は、11月だったか12月だったか、大垂水峠の紅葉の赤さが目に焼きついていますが、今日は緑の風が山路を走る爽やかな甲州街道です。
今日もいつもの懐石うどんコースをいただきました。
一つ目 冬もいただいた茶碗蒸し
チーズとうどんが入っているのですが、冬と違うのは、味にこくを出すために、イカの塩辛が入っていました。何の味かなと思って食べていたので、ご主人に聞いてびっくりでした。
二つ目 山独活とこごみと干しえびのかき揚げのあんかけ
寒いところなので、山菜がまだ少し残っていたようです。嬉しいですね、春の香りをいただけて。一つ一つ熱いものが出てくるので、湯気で曇っています。
三つ目は、鰆の燻製と白菜とルッコラのサラダ
鰆の燻製は初めてです。3月くらいに仕入れた鰆の自家製の燻製です。冬とっておいた白菜も霜降りなので、とっても甘いし、ルッコラは目の前の畑で取れたばかり、青々としてピリッと味を引き締めてくれます。
四つ目は、鰤のカブト煮
これまた、大きな鰤の頭を甘辛いたれで煮た一品です。コラーゲンがたっぷり、目玉も皮も食べ、骨もしっかりとしゃぶりました。
五つ目は、猪の煮込みとにんにくの芽のソテー
始めは、ルーに野菜が少し入っていたので、中には、どうも肉が入っているようだと食べていくと、ポロッと崩れる様にやわらかく煮た赤身の肉が出てきます。牛肉かなと思っていましたら、なんと猪の肉でした。いい猪の肉はめったに手に入らないそうですが、臭みもなく本当に食べ応えがありました。なんとこれは、イチジクのジャムで似たそうです。イチジクのジャムも自家製です。
にんにくの芽は、前の畑に生えていたもので新鮮そのもの。
あとは、野菜と鶏のそぼろの入ったごま油で和えた手打ちサラダうどん、その後、温かい汁うどん、最後は紫いもとタピオカ餅、キウイのシロップ煮のデザートと続きました。
いつものことですが、大食いの私たちでも本当に満腹。これで、2500円(税込み2625円)ですから、遠くても季節ごとに行ってみたくなるのです。
道路も空いていて、八王子から車で50分、帰りはみんな眠くなるのですが、運転を買って出てくれた友人に迷惑をかけないように、みんなでたくさんおしゃべりをして帰りました。