今回の旅行は、もう何回も韓国を訪れたことがある達人二人がいるので、ホテルの予約から航空券の手配までやってもらい、あらかじめ行きたいところをリクエストしておいたので、バスのターミナルから地下鉄の路線、食堂まですべて下調べがしてある、おんぶに抱っこ旅行で楽にいろんなところを巡れました。
老眼になって、小さな地下鉄の路線図などだんだん億劫になってきたのでとてもありがたいことです。
翌日は、陶磁器の里「利川(イチョン)」へ行きました。
地下鉄2号線で「江辺(ガンピョン)駅」で降り、東部バスターミナルから「利川」行きのバスに乗ります。
バスで約一時間でイチョンのバスターミナルへ着きます。そこから、タクシーで約10分、イチョンの陶芸村へ到着。
この店は、オンギが店の外にたくさん並んでいます。
オンギは、コチュジャン、テンジャンなど発酵食品の保存にうってつけの容器です。
味噌や梅干の容器として持ち帰りたいのですが、重いので結局購入をあきらめました。
それぞれ個性のある窯元でお店を出しているので、ざっと20軒余のお店があり、ゆっくりと見ていると時間を忘れてしまう程です。
ちょっと奥まで行くと、登り窯がありました。脇には、たくさんの薪が積まれています。
焼いている最中の釜には出会いませんでしたが、中にはお店の中に電気釜があってそれで焼いているというのもありました。
私は、二つ買い物をしました。
一つは、この白磁の蓮の葉をイメージしたカップです。
このお店の作家さんは、女性で白にこだわっていてました。お茶を飲むのにも、アイスクリームを入れるのにもいいと言っていました。
私は、帰ってきて早速朝のコーヒーを入れ、次の日はキウイを入れてみました。
かねがね、白磁の食器がほしかったので、しかも蓮をデザインしたものを手に入れることができてすごく満足です。
もう一つは、信楽風のスープカップです。焼き具合なのか、白っぽいところ、赤っぽいところ、茶色っぽいところとあって、口をつけるところと持つところは柚薬がかかっていているところなど、食器として使い勝手がよくなっています。
お昼は、大通りを10分ほど歩いた先に何軒か並んだ食堂のうち、伝統的な建物の「正一品」で食べました。
ここは、定食を食べさせるお店で、メインの料理を決めるとそれにたくさんのパンチャンがそれこそたくさんついてくるので、圧倒されました。
一番安い12000ウォンの定食を選びました。
メインは、真ん中辺りにあります。
お皿の乾しだらを戻してあげたものをコチュジャンなどの調味料につけて和えたものです。
前々から聞いていた乾しだらは、乾してから調理しているので旨味が凝縮していて美味しいです。乾しだらのスープは、インスタントのものを飲んだことがありますが、次回は本物の乾しだらスープを飲んでみたいものだと思いました。
因みに一つ上のランクのメインは、さばでした。
お釜には、炊き立てのご飯が入っていますが、これがまた美味しいお米です。そう、ここイチョンは、韓国でもお米の美味しいところとして有名なのです。
このお米を茶碗に盛った後、達人の一人が教えてくれたように、お釜にお湯を入れておこげをそぎ落として余すところなくお米を食べました。
お米は日本のものより小粒でもっちり感はありませんが、味わいのあるお米です。
さて、お腹もいっぱいになり、午後は、隣の「安城(アンソン)」へタクシーで行くことになりました。
陶芸村の入り口にあるお店の方がとても親切にタクシーを呼んでくれて、値段の交渉までしてくれました。
次へ続く