ツリーカフェ  ”なんじゃもんじゃ”

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 昨日のことです。

 用事で横浜駅近くまで出たので、

えこさんのブログで教えてもらったツリーカフェへ行ってみました。

 幼いころから憧れを持ってきたツリーハウスです。

 横浜駅から歩いて行けるところにツリーカフェがあるというので、

即行くことにしたというわけです。

 

 カフェの案内では、地下鉄の三ツ沢下町の駅からのルートが書いてありましたが、

地図を見ていて、横浜駅の西口からも歩けるなと思って

感を頼りに歩いて行きました。

 西口辺りは海だったところを埋め立てたところなので、

必然的に住宅地があるところは、少しずつ高くなっていきます。

 高台の尾根道までは順調に行ったのですが、

尾根道から三ツ沢へ下りる階段が二つ見つかりました。

 

 降りてから引き返すのがもったいなくて、

通りがかりの方に、

「あのう、道をお尋ねしたいのですが。」

と、聞いたとたん、

なんじゃもんじゃでしょ。」

とのお返事。

「どこって聞かなくても、わかっちゃうんですね。」

と、いうと、

「この頃、よく聞かれるから。」

 とのこと。

目の前の階段を下りるように教えてくれました。

 そこからは、目と鼻の先でした。(駅から徒歩20分)

 

 その辺りは、北に開けた斜面で、静かな住宅地です。

 着くと、大きな木の前の道には、先客が4組並んでいました。

 何せ中に入れる人数が少ないので、待ち時間がかかりそうです。

 私は、Gパンで行ったので、道端に座っていましたが、

おしゃれをして行くと、結構たいへんかもしれません。

 

 木登りしなくても、上のカフェの建物まで続く階段があります。

あの階段を登ったところには、何があって、何が見えるんだろう

そんなことを想いながら待っていました。

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 廃材?、トタン、木の枝そんなものを寄せ集めた手作り感満載の建物です。

 下の建物にカフェスタンドがあり、

座席が中に2テーブル、周りのバルコニーに2テーブル、

上のロフトにテーブルが1つあるだけのようです。

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 中に入るとこのでぶっちょ天使が迎えてくれます。

 インテリアも椅子やテーブルもレトロなものばかりです。

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 ロフトに上がる階段です。

 木の幹に沿うように上がって行く階段で

最後の段で、靴を抜ぐのだそうです。

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 私は、コーヒーとアップルクリームチーズが入った自家製ベーグルを食べました。

 ベーグルは、皮はパリッと、中はふわっとして美味しいです。

 ガラス越しに木漏れ日が入ってくるからなのか、

シャボン玉のような光がちらちらとした夢の国です。

 

 木の上でしきりに鳴いている小鳥の声が聞こえます。

 お店の方は、

「窓から小鳥が入ってくることもあるんですよ。」

 と話されていました。

 もちろん、午前中の人気のない時間のことでしょうが。

 

 私が知っている、通称なんじゃもんじゃという木は、

ヒトツバタゴという名前なんですが、

このツリーハウスの木は、タブの木だそうです。

 この山が住宅地に開発される前から生えている木で

樹齢も100年以上じゃないかとのこと。

 

 この季節、新緑のタブの木には、緑のつぼみがたわわになっていて、

ちょっと風が吹くとさわさわと零れ落ちています。

 

 もうすぐ、花が咲いて、それから実がなって

そんな季節のうつろいを小鳥と一緒に感じてみたい気がしました。

 

 *このお店、雨風が強い荒天の日にはお休みですので、行かれる時は

  お店の案内を見てからいかれが方がいいです。