今日は、初めて横浜港クルーズをしました。
灯台下暗しともいいますが、地元の人はあまりクルーズをしたりしないのが普通です。
しかしながら、年に一度の学生時代の友達との食事会を控え、
今回は私が当番で横浜を案内することになったので、下見のクルーズなのです。
ピア赤レンガから出る50人乗りの船に乗ります。
サザンオールスターズの歌に出てくるマリーンルージュや、ロイヤルウイングなど豪華なお食事つきのクルーズしか知らなかったのですが、ひょんなことからこの食事なしでお安いクルーズを知りました。
この船、ちゃんとベイブリッジを越えて東京湾へも出ますし、港にあるすべての埠頭を案内してくれます。
向かいの大桟橋に、今日は、「パシフィックビーナス」が停泊していました。
先日のクイーンエリザベスに比べればかなり小さいですが、それでもクルーズ船から見るとやけに大きく感じます。
船は快調にベイブリッジに向かって進みます。
この前、クイーンエリザバスがぎりぎりで通過した橋の下をくぐりました。
ご存知の方もあるでしょうが、二階建てになっていて、
上は羽田や成田へ行くときに通る湾岸線の高速道路ですが、
実は下にも一般道があって、こちらは私は、まだ通ったことがありません。
ボイジャーオブザシーなどエリザベスよりも大きくてベイブリッジをくぐれない船は、
この大黒ふ頭へ停泊します。
普段は、貨物船のための埠頭です。
今日も、コンテナ船が二隻停泊していました。
外海へ出ると風があって思わず持っていたセーターをひっかぶりました。
右側にあるのが本牧ふ頭です。
本牧だけで、キリンのようなクレーンが二十台くらいあります。
これは、コスコのコンテナ船です。
日本じゃ「コストコ」って呼んでいますが、アメリカでは「コスコ」って呼ぶそうです。
すごいですね。船ごとコスコなのですから。
SITCと書いてあるコンテナは、中国の会社のものだそうで、
この埠頭にくるだけで、今の日本の貿易の状況を知ることができます。
間近で見るクレーンは迫力満点です。
こうした光景は、船からしか見られないので貴重です。
船はベイブリッジをくぐり内側へ戻り、瑞穂埠頭にやってきました。
ここは、今だ米軍に接収されたままなので、30m以内に近づいてはいけない決まりがあるそうです。
米軍の基地で唯一ドックがあるのだそうです。
最後は、新港埠頭。
海上保安庁のあるところです。
映画の「海猿」の舞台だそうです。
停泊していたのは、「しきね」というパトロール船。
これは、みなとみらいにある「インターコンチネンタルホテル」の建物の真ん中の一番上部です。
てっぺんの少し下にくぼみがあって、そこにはなんと女神さまの像があるのを
今日、知りました。
何となくわかっていただけるでしょうか。
これは、陸地からは角度としてなかなか見つけづらいです。
みなとみらいの建物の計画では、
ランドマークが灯台、
3つ並ぶクイーンズタウンが波
インターコンチが船だったので、
この女神様がはめ込まれたようです。
みなとみらいの建物は、結構考えて作られたのだと知りました。
このほかにも、1895年にペリーが来航した当時の横浜村の話なども
艦隊が居並んだと思われる地点で説明があって、
これまた当時に思いを馳せることができて知的な好奇心を掻き立てられました。
クルーズは、一周55分で1200円。月曜日、火曜日はお休みで後は、10:45 12:00 13:15と一日三回。
今日は、12:00の回で、8人でしたが、ちゃんと出港しました。
お勧めです。