去年の半夏もタコ飯、今年の半夏もタコ飯でした。
どうも、私の頭の中では半夏にはタコだと刷り込まれているみたいです。
それだけでなく、タコ飯はタコの風味と生姜の香りがうまくマッチして
本当に美味しいと思います。
青ネギがなくて、枝豆の残りと青紫蘇を散らしましたが、
ショウガの香りを邪魔するので、青紫蘇は要りません。
もう一つは、先日の冬瓜が半分残っていたので、
「冬瓜とお揚げの炊いたん」を作りました。
今回は、冬瓜とお揚げとエビが材料です。
ちょっと気合を入れて、昆布と厚削りのかつお本節で出汁を取りました。
冬瓜も上にトッピングする分をヒスイ色にするため、うすく皮を剥いて
別に取ったので 手間がかかりました。
お揚げを入れるあたり、いかにも関西風という感じでしたが、
上品に決まりました。
今年の半夏生です。(6月29日)
なんで半夏には、タコが出てくるのか
去年のブログ 「今日の夕食ー半夏にはタコ」に書いてあるので、
知りたい方はそれをご覧ください。
去年書いてなかったことが一点ありました。
農家では、ちょうど田植えが一段落して休憩モードになるので
いろいろご馳走を振舞うということもあるのでしょうが、
梅雨も後半に入ると豪雨というところも出てきます。
そこで、田植えをした苗がタコの8本の足のように
しっかりと地中に根を張って流されないようにという願いも込められている
いう説もあるということを知りました。
今年も西日本では、豪雨というところもあるようで
昔も今も農民の願いに変わりはないのでしょうし、
タコが出てくるのは、わかるような気がします。
半夏というのは、カラスビシャクの根の名前らしいですが、
通称、カラスビジャクのことを半夏と呼ぶようです。
田んぼや畑の畔などに今頃出てきています。
葉柄が立ち上がって、小柄のマムシ草という格好の草です。
苞の中から出てきている細長い釣糸のようなものが黒いので、
カラスとついたのでしょう。
半夏生の方は、がく片が白に変化し、花も白で、色が対照的ですね。