ユリの季節

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 外出から帰ってドアを開けると、強いユリの香りでむせ返る。

 くらくらしてくるくらいの香りである。

 このヤマユリは、先週奥多摩へ出かけ、庭の敷地の草刈りをした時に

誤ってほかの草と一緒に茎をきってしまったものだ。

 

 2本のうち1本には6つの花が付き、もう1本には8本の花が付いていた。

 ヤマユリは、年を追うごとに鱗茎が太り、花の数が増えていく。

 さしずめ一方は6年もの、他方は8年ものということだ。

 

 野生のヤマユリは強い。

 水をしっかりと揚げていく。

 昨日てっぺんについた小さな蕾が膨らんで14こすべての開花が終わった。

 初めから咲いていた花は、3つほど命を全うしたかのように

茶色くなった姿を音もなく机の上に横たえていた。

 考えてみると日本には楚々とした野草が多い中

こんなに大きくて華やかなのは他にはなかなか見つけられない。

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 このヤマユリの近くに咲いていたのを持ち帰ってきたのだが、

やっぱり自然の中に咲いているヤマユリは、生き生きとしていて美しい。

 

 おまけ

 お昼ご飯は、いつも行く多摩学園で運営しているカフェ「SAKA」で食べた。

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 左は、前菜

 *左から、学園で育てたキュウリとニンジンのピクルス。

 *真ん中が学園で育てた紫とピンクと白のジャガイモとアスパラの入った

寄せものと同じく畑で育ったマイクロトマト

 *右側は、いつもと同じウコンのシロップ。

 右は、本日のパスタ

 *学園で育てたキャベツとキクラゲと青紫蘇、

それにベーコンが入ったペペロンチーノ。

 *学園の畑育ちのレタス、玉ねぎなどのサラダ。

 *スープは、ビシソワーズ。

 *それに自家製のクランベリー入りのパンと、プチフランスパン。

 飲み物は、マンゴージュースをチョイス。

 

 夏場は、畑で作った新鮮な野菜がたくさん入っていてとっても嬉しい。

 ビシソワーズは初夏を感じさせてくれるし

前菜の寄せ物は、パステル調の色が美しく目を楽しませてくれる。

 紫陽花をイメージしたものだとか。

 

 今日の学園の生徒さんは、運んだり片づけたりがキビキビとして手慣れている。

 その彼女は、ウエートレスの仕事が一段落すると

庭に出て、ジョウロで水やりを始めた。

 毎日のルーティンになっているようだ。

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 カフェの庭に植木鉢で育てているリンゴ、桃、ウコン。

 水やりに応えるようにリンゴと桃は、もうすぐ食べられそう。

 秋ウコンの大きな緑の葉が涼しげだ。