東京下町散策

 先週の木曜は、新大久保、巣鴨散策。

 金曜日は、学生時代の女子グループで下町散策でした。

 案内してくれる人が下見をしているうちに、自分がはまってしまって

なんと4回も下見に行ってしまったと言っていました。

 地下鉄の清澄白河駅で下車して、まず行ったのは、「清澄庭園」です。

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 その昔は、江戸の豪商紀伊国屋文左衛門の屋敷跡だったものを

 明治になって岩崎弥太郎が取得し、「回遊式林泉庭園」として完成させたそうです。

 現在は、都の公園協会が管理をしています。

 それでは、ご一緒に回遊して参りましょう。

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 池には、すでに渡ってきたカモたちが浮かんでおりました。

 まだ紅葉には早いようで、池の反対側のハゼの葉だけが赤く色づいています。

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 かもさん、お通り。

 カルガモさんが2羽、芝生の上をちょこちょこと歩いております。

f:id:yporcini:20151113104325j:plain 池の反対側に回ってきました。

 ツワブキの花盛り。

 パチパチはぜる花火のようです。

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 池の中の島にアオサギさんもたたずんでいました。

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           11月だというのに、フジバカマがまだ咲いていました。

           残念ながら、アサギマダラは、いません。

           もう南へ渡って行ったのかもしれません。

           

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 この庭園には、いろんなところから運ばれてきた名石も配されています。

 この石には、芭蕉の有名な句が刻まれていました。

 「古池や 蛙飛び込む 水の音」

 

 芭蕉は、この辺りに庵を構えていたので、

この地域ではスターですから、街のあちらこちらに句碑があります。

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 池を4分の3ほど回ってきました。

 この赤い実は、ネズミモチです。

 モチの仲間ですが、この時期紅い実をたくさんつけるので

モチはモチでも、華があります。

 

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 遠くから見ていると、頭の茶色いのは、ヒドリガモくらいの知識しかないので

よくわからなかったのですが、大きくするとちょっと違うようです。

 アメリカヒドリ?かも。

 ふかふかとしたこげ茶色のフリースのような首が暖かそうです。

 

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 マユミですね。

 しばらくピンクの洋服に包まれて、満を持して中から赤い実が出てきます。

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 築山の石の塔にも鳥が。

 黒い鳥なので、たぶんカワウでしょう。

 しばらくじっとしていたので、置物かと思ってしまいました。

 

 そろそろ元の位置に戻ってきました。

 ウイークデーでしたので、人が少なくて

のんびりとした散策ができました。

水があるというだけで、

いろんな種類の鳥がやって来ているのでびっくりしました。

 この庭園は、都会のオアシス!

 

 次回につづく。