以前住んでいた八王子の団地のご近所さんが、横浜へやってきました。
桜木町の改札で待ち合わせをして、さっそく横浜ツアーへと参ります。
大体初めての人には、駅前から出る100円バス「赤い靴号」に乗ってもらい
街の概略をつかんでもらっています。
駅から馬車道、万国橋、赤レンガ倉庫を通り、中華街を抜けて元町、そして
海の見える丘公園へ上り、そこで降りてもらいました。
この日は、三連休の初日で天気も一番よかったせいで
スカイツリーまで見えました。
せっかく山の上に登ってきたので、近くの西洋館を見て行くことにしました。
尾根道をゲーテ座、外人墓地、元町公園を通り、
ベーリックホールを覗いてみることにしました。
12月に入ると、西洋館はクリスマス仕様で公開されるので、
ここでも準備が始まっていました。
因みにベーリックホールでは、今年は、カナダのクリスマスの
飾り付けが行われる予定だそうです。
ここは、食堂です。
星がテーマになったテーブルセッティングがしてありました。
サンルームにある水場です。
ベーリックホールのサンルームは、なぜか北側なんですが、
周りに建物がなかった時代には、ここからだと北の方角に
海が見えたからだろうと思われます。
今は、出ていませんが、ライオンの口から水が出るように設えられています。
ほかの西洋館は、またの機会にということで、元町公園に出ました。
赤く色づいた葉が青空に映えます。
ちょっとおしゃれな公衆電話ボックスです。
携帯電話が普及するにつれ、公衆電話ボックスがなくなっていきましたが、
ここには、西洋館と調和させた形で残されています。
元町公園は、山の斜面に作られています。
うっそうとした森を下っていくと、弓道場があり、さらに進むと
元町市民プールがあります。
夏には、子どもたちの声でにぎわうのでしょうが、
今は、カモさんたちのたまり場になっていました。
どうもカルガモさんばかりのようです。
プールの管理等の屋根です。
ジェラールの瓦といわれている瓦を使っています。
横浜が開港した頃、フランス人のジェラールが
瓦を焼く工場をこの谷戸に作ったのです。
その頃焼いた瓦の一部なのですが、とても珍しい形をしています。
さらに、ジェラールはこの谷戸に湧水があることも突き止め、
ここから港の外国船に新鮮で安全な水を供給したということです。
今も水は湧いています。
横浜には、初めて物語は、数多くありますが、そのうちの二つがここにあるのです。
横浜を知ってもらうにはとってもいいと思って
この公園をよく案内します。
この公園から50mも歩くと、元町のにぎやかな通りに出ます。
元町の通りにあるPET BARです。
この通りをそぞろ歩く地元の人は、本当に犬を連れた人が多いので
こんなペット専用の水場が作られたのでしょうが、
私は、まだ犬が利用しているところを見たことはありません。
そろそろお腹もすいてきたので、
中華街へと進んで行くことにしました。
媽祖廟は、台湾や中国の南の方で信仰を集めている神様らしいです。
いろんなお願いを聞いてくれるようですが、旅の安全を祈願する神様として
有名だということです。
金柑の植木鉢が並べられ、赤い提灯が飾られ
春節の準備も進められていました。
お昼は、私が一度食べたいと思っていた
梅蘭の焼きそば と シュウマイ にしました。
表面は、カリッとしていていて
中を覗くと、とろっとした餡の焼きそばです。
どうやるとこうなるのか、一度やってみたいとは思っているのですが
まだ試みていません。
焼いてある分、香ばしく美味しくいただきました。
中華街まで来てちょっと悪かったかなと思いましたが、
意外と美味しかったので、文句は出ませんでした。
友だちは、赤レンガ倉庫をテレビで見て、行ってみたいといっていたので、
朝陽門を出て、山下公園、ゾウの鼻パークを抜け、
赤レンガ倉庫へと歩いて行きました。
中のお店を一回りしていて
「テレビでは、よく見えたのに‥‥‥」
と、ちょっとガッカリしていました。
戻ってきました。
ずいぶん歩いたので、コーヒーを飲んで一休み。
「春になって、豪華客船が入港するころまた横浜を案内するから」
と、言って お別れしました。
このコースでおよそ6時間です。