ワールドオデッセイ号の寄港

 

f:id:yporcini:20160125165055j:plain

 大寒に入り、毎朝すごく冷たい日が続きます。

横浜へ用事があったので、出かけた帰りに大桟橋へ寄りました。

 春になると外国の豪華客船が何隻も寄港しますが、

この船は、今年の第一号、「ワールド・オデッセイ」という船です。

 ベイブリッジをくぐれないような船の大きさに慣れてしまっている目からすると

とっても小さい船に見えます。

 22,400トン、長さが175mで、日本丸と同じくらいの大きさです。

 目がいい人は、船の前に2羽の鳥が泳いでいるのが分かるでしょうか。

 そうです。

 あのカンムリカイツブリです。

 

f:id:yporcini:20160125164913j:plain

 やっぱり大岡川に来ていたカンムリカイツブリは、

1羽だけ迷って来たのではなく、何羽か連れだって来ていたようです。

 今日は、ちゃんと首を伸ばしていますね。

 夕焼け色の波の橋を渡って、船に近づいていきます。

f:id:yporcini:20160125165206j:plain

 手前のキンクロハジロのエクリプスに1羽白いのが混じっていました。

 これもカンムリカイツブリです。

 ここには、都合3羽いたということです。

 彼らは、北の国から渡ってきたのでしょうが、

自分と違う種類なのにまるで仲間のようにいるので、

飛んでくる前から同じところにいたのかなと想像が膨らみます。

f:id:yporcini:20160125165916j:plain

 横道にずれましたが、これが前から見たワールド・オデッセイ号です。

 そんなに新しい船ではないようですが、白い船体に紺色のラインが映え

美しく見えます。

f:id:yporcini:20160125165902j:plain

 この船の女神さまは、舳ではなく船のかなり上の方にいらっしゃいました。

f:id:yporcini:20160125170322j:plain  f:id:yporcini:20160125170342j:plain

 今回のこの船は、アメリカのバージニア大学が事務局になっている

「洋上大学」だそうです。

 たくさんのアメリカの大学生が勉強をしながら

途中の港へ寄港しては、実際に見学をしてその国の文化に触れ、

理解を深めていくのが目的のようです。

 

f:id:yporcini:20160125170515j:plain

 船尾です。

 船尾の甲板のところにも、女神さまでしょうか。 

 丸いものを両手で持っている彫刻がありました。

f:id:yporcini:20160125171112j:plain

 クジラの背中に上がるとたくさんのカメラマンが三脚を備え付けて、

この船と遠くの富士山の夕焼けを撮ろうとしています。

もう、5時も過ぎていたので、夕日は沈み、残照が残っているだけです。

 赤レンガ倉庫の向こうに富士山が見えています。

f:id:yporcini:20160125171123j:plain

 見る見るうちに暗くなってきました。

f:id:yporcini:20160125171327j:plain

 みんな富士山が見えるとはしゃぎますが、

私もやっぱりはしゃぎます。

 大きく近づけてみました。

f:id:yporcini:20160125171748j:plain

 ホールに下りると、日本文化の紹介ということでしょうか。

 鎧兜と打掛の着物が飾ってありました。

 この船は、昨日の午前5時半に入港し、今日の夜8時の出港だそうです。

 次の寄港地は、神戸だとか。

 5時半くらいになると、きっと最後の夕食にでも出かけるのか

三々五々学生さんが連れ立ってデッキから街へと繰り出して行くのが見られました。