ハゼの実
今朝から曇ったり、晴れたり目まぐるしい天気でしたが、昼過ぎに雨がちょっと降って、また晴れ上がりました。空には、台風の影響か湿り気たっぷりの雲がまるで夏空という感じで浮いていますが、ハゼの木には、しっかりと緑色の実がなっていました。
ちょっと調べみましたら、ハゼの木は、実から木蝋を採る目的で、中国、沖縄、鹿児島を経て全国に栽培されるようになったものだそうです。和ろうそくの原料というわけです。
ハゼは、秋になると葉が紅葉して真っ赤になり、実も緑色から熟すと淡褐色になるので、どちらも俳句の世界では、秋の季語になるそうです。
ハゼの実は、「キツネの小判」とか、「すずめの小判」とか呼ばれるそうですが、実の大きさとか色を表していて、いいネーミングだと思います。また、ハゼの実は、栄養があるので、カラスやキツツキが高カロリーの食べ物として食し、種をばらまくのに一役買うようです。
ボーッと写真を見ていると、なにやら南の海のやしの木のように見えてくるのは、暑さでボーッとしているからでしょうか。