火曜日の朝です。
明るくなると一番よく聞こえる声の主は、ヒヨドリです。
いつもそこらにいるのに、なかなか写真が撮れなかったので
この日は、「ピシッピシッ」 「ヒーヨヒーヨ」という鳴き声の先を
目を凝らして探しました。
いました、いました。
まず桜の木の枝に停まりました。
まわりの色と混じって、わかりにくいですね。
灰色まだらの毛、ボサボサ頭のヒヨドリに間違いありません。
さっと飛び去って、
今度はまだ青々したガクアジサイの葉の上に停まりました。
横顔の目のラインと横羽にこげ茶が入っています。
特にきれいな鳥ではありませんが、
こうやってゆっくりと眺めるとなかなかシックです。
突然こちらを見ました。
(ヒヨくん)「ぼくのこと呼んだ?」
(私)「きみ、なんか意識過剰じゃない。」
しばらく見ていると、ヒヨドリは、葉っぱをつつき始めました。
葉っぱをよく見てみると、穴が開いていたり、
葉のふちが破れたようになっていたりしているところがありました。
ヒヨドリは、緑色のやわらかい葉っぱを食べるんですね。
よく観察すると、こうした発見があって面白いです。
この日は、またまた付録がありました。
これは、コゲㇻかコアカゲㇻ?
と思ったのですが、頭の上に赤い色が入っていません。
右を向きました。
横を向いても赤い色は入っていません。
これは、コゲㇻ。
一番小さいキツツキに違いありません。
コゲㇻ君は、木の穴に頭を突っ込んで中を覗いては
お食事に余念がありませんでした。
たった2日の観察でも、4種類の鳥に出逢えたので、
これからもいろんな鳥に出逢えそうな予感がしてきました。
大きな樹があるというのは、いいものだと改めて思いました。