昨日は、鎌倉の料理教室で手打ちうどんを教わりに行ってきました。
朝からすばらしい青空で、鎌倉駅は、紅葉見物の観光客でごった返していました。
まず、うどん作り。
写真は、ゆで上がったうどんです。
うどん作りは、うどん用のおいしい粉を用意することが大事です。
次に、季節や天候によって水に入れる塩の量を加減し、水の量も好みで加減していきます。
ボールに入れた粉に塩水を入れて混ぜ合わせる時には、そぼろ卵を作る要領でだまにならないように混ぜていきます。
そうして、丸めた生地を約一時間寝かせて、麺棒でできるだけ薄く伸ばし、3mm幅くらいに包丁で切ります。寝かせる時間も季節によって変わってきます。
うどんをゆでる時間は、うどんの細さによっても、こしの強さの好みによっても変わってきます。
こうして、ゆだったうどんを4通りの食べ方で食べました。
一つ目は、「deep さぬき」と名づけた食べ方。
ゆでて冷やしたうどんを器に取り、大根おろし、しょうが、すりごま、青ねぎ、ゆず果汁、後は、好みで、しょうゆ、ゆずポンのどちらかを入れて食べました。
お腹もすいていたこともありますが、とっても美味しかったです。
二つ目は、「冷やつけ」。
昆布と煮干を煎ったものとかつお節で取った本格的な出汁にしろたまりで調味した関西風のつゆでいただきました。あっさりした汁ですが旨味があります。
三つ目は、「あつかけ」。
昆布と煮干を煎ったものとかつお節と干ししいたけで作った出汁に醤油、酒、みりんで味付けしたそばつゆに近い汁でいただきました。関西の人は、この関東風の濃い出汁はあまり好まれないようですが、複雑な味のハーモニーという感じの汁でした。
四つ目は、「釜玉」。
割って混ぜておいた玉子に、ゆでたてのうどんを入れかき混ぜて、好みでトッピングしたうどんです。さしずめ、ご飯なら玉子かけご飯、スパゲティならカルボナーラというところでしょうか。
おかずは、天ぷら。
ここでは、衣の作り方を教わりました。
揚げたものは、ちくわに粉状の青海苔をまぶしたもの、さつまいも、はす、甘長とうがらし、ふのり、青海苔、生姜それぞれのかき揚げです。
ふのりと生姜のかき揚げは食べたことがなかったですが、香りがあって美味しかったです。
どれも美味しくてたくさん食べてお腹がいっぱいでした。食べすぎです。
出汁をていねいに取ること、薬味をたくさん用意するということが美味しいうどんを食べるための必須条件だと私はそう思いました。
料理教室が終わって、外を見ると、午後4時近くの山は西日を受けて黄金色。
鎌倉の紅葉は、まだまだで、来週初め頃から12月の上旬にかけて見頃を迎えようとしています。