スワニーの洋裁教室からの帰り道です。
いつものように、海岸通りから2本目の通りを歩いてくると
海岸教会(正式には、日本基督教会横浜海岸教会) にぶつかります。
この教会は、明治に入って
キリスト教を布教するために横浜に入った宣教師たちによって
1875年この地に初めて作られた教会です。
昨年から工事中で、ずっとシートを被っていたので
久しぶりに白くお化粧をした姿を見ました。
曇っていましたが、どこからか迷い込んだ夕焼けのかけらが
白い塔に映り込んでいました。
3本目の本町通りまで出て更に県庁まで歩いていくと、
時計のチャイムが鳴り始めました。
ジャックの塔の5時の合図です。
もう円形の窓からオレンジ色の灯が漏れていますが、
うっすらと夕焼けに染まった空の名残が残っています。
ずいぶんと陽が長くなりました。
関内の駅のホームです。
根岸線は、時々貨物列車が通るのを見かけますが、
そんなに多いわけではありません。
ちょうど、ホームヘ上がった時に、石川町の方から貨物列車が入ってきました。
石油の入ったタンクが行き過ぎ、しばらく何も乗っていない台車が通り過ぎたと思ったら、最後にコンテナがやってきました。
その昔は、貨物列車をしょっちゅう見ていたので、何だかとても懐かしくてシャッターを切りました。
そして、昨日作ったニットブラウスです。
前回作ったワンピースの残りの生地を使って先生がこのブラウスを作っていらしたので、真似をしました。
無彩色に近いツートンなので、何にでも合わせやすく、
使い勝手がよくお気に入りになりそうです。
足りなかった袖の分の生地を買って、ワンピースと同じ型紙で作ったのです。
下のスカートは手持ちのものです。
ネックレスは、昔ペルーを旅した時に知人に連れて行ってもらった村で見つけて、お土産に買ったものです。
赤い植物の実に穴をあけ、テグㇲでつなげて作っただけの素朴なものです。
旅のお土産を出してきては、時々旅のことを思い出しています。
この時は、リマから飛行機で1時間ほどセルバ(熱帯雨林ジャングル地帯)へ入ったプカルパという街から、さらに貸し切りボートで2時間くらい行ったアマゾン川の作った三日月湖のほとりにある村まで行ったのです。
釣り好きの人といっしょだったので、ピラニア釣りの珍しい体験をさせてもらいました。
ピラニアには、赤い色のロッソと白い色のビアンコと呼ばれる2種類いることをここで知りました。
ほかの魚の切り身を針につけ、糸を垂らすとすぐに食いつきます。
やはり鋭い歯をしているので、針から外すときは、ペンチのようなものを使います。
もちろんやってもらいました。
釣ったピラニアは、から揚げになってお昼のおかずとして出てきました。
淡白な白身でくせがないので、美味しくいただきました。
こういう体験は、なかなか忘れられないものです。