馬の博物館

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 久しぶりに安定した天候の一日。

 しばらくうちにこもっていたので、

どうも外へ出たくて仕方がありませんでした。

 昼頃から根岸森林公園に隣接した「馬の博物館」へ行くことにしました。

 まず、図書館に本を返す用事を済ませ、京急の電車で日の出町まで行き、

根岸台行きのバスに乗りました。

 滝の上のバス停までおよそ15分くらいで着きます。

 迎えてくれたのは、トキノミノルという名馬の像です。

 向こうに見える3本の塔は、

観覧スタンドの跡(馬見所)です。

 ここは、西洋競馬の発祥地だったのです。

 横浜初めて物語の一つです。

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 すぐ横の放牧場に1頭のポニーがやっと生えてきた草を食べていました。

 名前は、「ゆき」、道産子だそうです。

 「ゆきちゃん、ゆきちゃん」

と、呼んでも知らん顔。

 とうとう顔をあげてくれませんでした。

 右手の「馬坂」を下って行くと

ポニーセンターがあります。

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 馬を見るのは楽しみです。

ちょうど運動が終わって、蹄鉄の中の掃除や

体のブラッシングなどの世話をしてもらう時間のようです。

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 一番小さかったのは、このアメリカンミニチュアホースの「マロン」。

 体の高さ(首の付け根までの高さ)は、76cmです。

 小さい子どもに大人気だそうです。

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 同じく、アメリカミニチュアの「ホワイトミニー」。

 尻尾にキャップがはめてあるので、

けがでもしているのかなと思いました。

 ゆきちゃんと同じで、ひたすらわらを貪っていました。

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 最後に運動場からパカパカと蹄の音を鳴らして帰ってきたのは、

「マーカス」です。

 ハフリンガーという力持ちの種類の馬です。

 乗馬体験日に、子どもたちを乗せる馬車を引いているそうです。

 頭の毛が長くてちょっとハンサムボーイです。

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 でも、私が一番見たかったのは、この「マイネルキッツ」。

 サラブレッドで、G1で3勝し10年も現役を務めた馬だそうです。

 今は、脚の調子が悪いらしく、乗ることはできません。

 馬の目がとっても優しく見えるのはわたしだけでしょうか。

 ずっと見ていると、馬の方もじっと見ていてくれるようなそんな気になります。

 幼少期に親に動物園に連れて行ってもらった時のことです。

 「おうまちゃん、おうまちゃん。」

と言いながら、ずっと馬の前から動かなかったという話を

親がしていましたから、

馬との相性がいいのかもしれません。

 でも、ラクダとゾウに乗ったことがあっても、

まだ馬には乗ったことがありません。

 帰ろうと思ったら、奥の小屋から

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 白馬の姿が見えるではありませんか。

 透き通るような白です。

 名前は、「グッバイ・レディ」。

 なんだかタイミングが良すぎます。

 博物館では、19日まで、

 「祈りの馬」と「馬からできるもの」

という特別展示が開催されています。

 馬の持つ力、馬の速さには、人間の憧れがあったのでしょう。

 そういう視点で集められた絵や彫刻が展示されています。

「馬からできるもの」では、実物をたくさん展示してあります。

家畜として身近にあった馬を使って

いろんなものが作られてきていることが分かります。

 私は、馬の毛の歯ブラシを買ってきました。

 歯茎にやさしいのだそうです。

 この続きは、また。