子ども植物園のオニバス

パラグアイオニバス

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 子ども植物園では夏になると、

バラ園の入口の辺りにビニールプールが設置されます。

 保育園の園児が遊ぶのにちょうどよさそうな大きさです。

 そこに、パラグアイオニバスが植えられています。

 大きな池だと葉も大きくなり、

小さな子どもなら乗っても浮いてられるあの睡蓮です。

 

 夏のはじめは、葉も小さく花は咲いていませんでしたが、

8月になると、まあるい蕾ができて、花が咲き出します。

 花は、手のひらをいっぱいに広げたくらいの大きさです。

 この写真は、9月末ですが、10月の中旬になっても、

まだ蕾を持っていて 白い花を咲かせています。

 

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 花は、開くときにすごくいい香りを伴うのですが、

月下美人のように夜中から明け方に開くということで

昼間出かけても、香りを感じることができません。

 いい香りで虫をおびき寄せ、一旦花弁は閉じ、虫を閉じ込めるのだそうです。

 中に入った虫が十分花粉をつけた頃を見計らうかのように

再び花弁を開いて虫を放ち、ほかの花へ受粉してもらうのだそうです。

 

 一日目は白く、二日目に入るとピンクに色づくのだそうですが、

私はピンク色の花をまだ見ることができていません。

 

 小さい頃、子どもが乗ったオニバスの葉の写真を見て

自分も乗ってみたいと思っていたのですが、

もはや重量制限で引っかかり、

乗せてもらえそうにはありません。

 

 水に浮かぶ睡蓮ならいいのですが、

水の上のこんなニュースも見てしまいました。

 近頃、ネットでニュースを見ると憂鬱になることが多くて

余計な情報は見ないようにしたいと思うのですが、

一昨日、赤レンガ倉庫からのツイッターで、

大桟橋に自衛隊の一番大きい護衛艦「いずも」が停泊しているのを知りました。

 大桟橋は、豪華客船が停泊するところだと思っていたので

こんなことが今まであったっけ?と すごく違和感を感じました。

 この1週間、横浜と横須賀では、護衛艦の中の見学とか、自衛隊の音楽隊の演奏とか

いろんなイベントが一般向けにあったそうで

ずいぶんたくさんの人でにぎわったそうです。

 

 今日は、相模湾自衛隊の観艦式があったとか。

安倍首相が「いずも」に乗り、さらに横須賀に停泊中のアメリカ海軍の原子力空母

ロナルド・レーガン」に乗るという報道がありました。

 

 非核三原則にのっとり、以前は横須賀や佐世保

原子力空母や潜水艦が入港することはタブー視されていたのですが。

 「ロナルド・レーガン」は、東日本大震災の直後、

福島沖に停泊し、「おともだち作戦」で出動した船です。

 

 この船は、その時被ばくをして、

甲板は白い放射能の雪が積もったとか。

 そんなこととは知らずに働いた乗組員が被ばくして

アメリカに帰った後、その後遺症で苦しんでいるそうです。

 今、東電と日本の政府を相手取って裁判を起こしているということも

ネットから知りました。

 なぜ、米軍を訴えないか疑問ですよね。

 

 上のようなことも、まだネットでは知らせてくれていますが、

大手の新聞やテレビなどのマスコミではそんなことには触れず、

ただただ、日米の同盟関係が強化されたとか、

安倍首相は、日本の総理として初めてアメリカ軍の艦船に乗ったとか

そんな報道しかされていません。

 これも安保関連法案が通った後遺症なのでしょうか。

 私も頭痛がしてきました。