ススキの穂がたなびき、秋も深まってきました。
ススキの前の丈の低い草は、
こんなにすてきな花を咲かせています。
それなのに、名前は「継子の尻拭い」(ママコノシリヌグイ)。
あまりにも気の毒ですし、残酷な感じさえします。
ところが、茎をよく見ると、細かいとげがずらっとついています。
これが、名前の由来になったのです。
この茎で肌をこするとすごく痛いのです。
紫の小さな花をつけた花です。
左の端の花は、黒い雄しべが三つとび出て、
なんだか顔に見えます。
横からパッと見ると、
秋の紫の花、「ソバナ」かと思いましたが、違っていました。
名前は、「関屋の秋丁字」(セキヤノアキチョウジ)。
ホタルブクロみたいな姿のこの花は、「ツルニンジン」。(ぼけていてすみません)
袋は、ホタルブクロよりも短くて、
外側は、白く、中には、赤紫の柄模様が。
もう赤く紅葉した葉が絡みついています。
これは、杉の木に絡んだ「ツタウルシ」。
ツタウルシは、触ると普通のウルシよりもかぶれ方がひどいのだそうです。
きれいなので、つい触りたくなりますが、撮るのは、写真だけに。
ふうわり、ふわり。
空中に浮いた枯れ葉たち。
大家さんは、この蜘蛛。
色鮮やかな蜘蛛です。
蜘蛛が作ったハンモックに体を預け
虫と一緒にゆーらり、ゆらり。
揺れて遊ぶには、風がちょっと冷たそうです。