土曜日のことです。
お墓参りするために 昼過ぎに久保山まで歩いて行くことにしました。
何はなくとも腹ごしらえ。
さて、そのお昼は、先日のホマレ姉さんレシピの「ナポリタン」です。
(そういえばこの頃ナポリタン作っていなかったな)と思って
ちょうど、美味しいベーコンがあったので、
あとは、ありあわせの材料で作りました。
ちゃちゃっとできて美味しいです。
横浜は、このナポリタンの発祥地と言われているので、結構いろんなところで
食べることができます。
老舗のニューグランドホテルの「ザ・カフェ」でも食べられます。
(ただし、値段は1700円、うちで作るに限ります。)
久保山の墓地まで車で行ったことはありましたが、歩いて行くのは初めてです。
まず、井土ヶ谷駅まで山を下ります。
写真は、その途中の公園に咲いていたヨコハマヒザクラという名前のさくら。
兼六園熊谷と寒緋桜の交配種で、赤味が強い大輪です。
横浜由来なので、市内の公園や学校などにたくさん植えられています。
よく見ると、花弁に赤い線が見えるのがわかるでしょうか。
井土ヶ谷からは、山の上の清水が丘公園まで階段を上って行きます。
結構な上りなので、階段の途中には踊り場が12か所、
そこに1月から12月までのタイルがはめ込んであります。
私のような年寄りも通るでしょうし、ここで一息できるようになっています。
うづき(4月)のタイルです。
一気に向こう側へ渡る道がないかと探しましたが、
清水が丘公園の中を突っ切って行く道はなくて ぐるっと回って一度下って
また山の上に上るしか’ないことがわかりました。
また山越えです。
歩くこと約一時間、ようやく久保山墓地へ到着。
横浜は、改めて山と谷が入り組んでいる街だと感じました。
直線距離を行こうなんて考えず、平坦地を歩いてから
最寄りの坂を上る方が返って早くつけるのかもしれないなと思いました。
お参りした後、今度は京浜急行の南太田の駅の方向へ向かって下っていきます。
この坂を下ると,DON DON横丁へ繋がっていると人に聞いてきました。
右側の電柱のあるところにこんな看板が取り付けてありました。
この辺りに真葛焼きの焼窯場があったということです。
今でこそ、あちこちで展覧会も開かれるようになってきましたが、
横浜空襲で、窯も建物も作品も資料もすべてがなくなり、
その時点で真葛焼きは、幻の焼き物になってしまったのです。
南区にその窯場跡があるとは聞いていましたが、今日歩いていて偶然発見しました。
現在は、坂の途中はマンションや住宅がびっしりと立っていて
なんの面影もありません。
真葛焼きについては、以前ブログで紹介しましたので、参考にしてください。
いつも京急の車窓から見ていた教会が坂の途中から見えました。
こぼれるような桜と青い鐘楼の対比が素敵で一度行ってみたいと思っていたので
行くことにしました。
この教会は、清水が丘教会。
ウィーンのシュテファン大聖堂の瓦のように、
何色かの色を使って模様をつくっているのが素敵だと遠くから眺めていた屋根です。
この教会の裏手の山に登ってみましたが、
うっそうとしていて教会の建物がよく見えません。
鐘楼の青とさくらのピンクです。
今日の天気だと色が冴えなくて残念です。
教会の屋根瓦ともみじの新緑。
もみじのビビッドな赤もさくらに負けてません。
教会の先を登っていくとお寺がありました。
山の上に像が立っているのは、電車から見えていましたが、
上って行ってわかりました。
日蓮の像でした。
ここは、日蓮宗の常照寺というお寺でした。
鐘楼に降るように咲くさくら。
偶然ですが、お隣の教会の鐘楼と同じ屋根の色でした。
今日は、山のさくら。
ここから山を下りて、大岡川へ。
次回は、川のさくらです。
続きは明日。