友人と軽井沢へ

 8月に計画した旅行でした。

 今回の旅行は一人でなく、3人です。

 10月になれば緊急事態宣言も終わるだろうという目論見で3人の都合が付く日を決めていたのですが、ようやくそれが実現しました。

 私はどうやら鼾がひどい(自分ではよくわからない)ということで、原則シングルで部屋が取れる条件じゃないと一緒に行かないことを知っている友人なので、それぞれ別の部屋を取ってもらいました。一人では申し訳ないほど広い部屋です。

 コロナ禍が開けて間もないウイークデーだったのでそんな無理が効いたのかもしれません。

 10数年前にもこのホテルには2回ほど泊まったことがありますが、私より年が少し上のお二人ですから今回のコロナ禍のようなことがあると、これからそう何度も一緒に旅をすることも叶わないかもしれないというような気がしたので、ちょっと無理を言ってみました。

矢ケ崎公園

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 私が行く旅行は、たいていおてんとうさまが贔屓してくれるはずなのに、行った日は少しだけ太陽が姿を現しましたが、全体的に曇が多い日でした。離山の向こうに見える浅間山が頂上に雲がかかり姿がよく見えず、近くの矢ケ崎公園の池も霧のベールに覆われていました。

 

 軽井沢は、新幹線で行くと1時間余りで着いてしまい本当にあっけないです。10時半過ぎに東京駅を出発して、昼前に到着。ホテルに荷物を預けて昼食へ。

 旧軽銀座を通って友人お薦めのベーカリー&レストラン「SAWAMURA」へ行きました。5分ほど待って外にあるテーブルに通されました。

 

「旬野菜のジェノベーゼソース」

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 ランチメニューにあったピザです。生地に青のりが練り込んであるので海苔の香りがちょっとします。美味しく頂きましたが、普段はあっさり系の食べもので過ごしているので、中に入っているこってりしたモッツアレラチーズは胃に応えました。私だけでなく、3人ともそんなことを言っていたので、外見はともかくとして胃腸の方は順調に年を取っているということなんだろうなと思わぬところで年を感じました。

 こののち矢ケ崎川沿いを上ってショー記念礼拝堂まで行ってみましたが、森の紅葉にはまだまだ時間が必要な気がしました。1か所だけ赤かったのが駅の近くの街路樹のもみじです。軽井沢も今頃はすっかり衣替えが済んでいることでしょう。

 

 街路樹のもみじ

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 夜は3人とも「お腹が空かないね。」と言って、売店で見つけた冷凍食品の焼きおにぎりを2つとインスタント味噌汁で済ませました。昼間のピザが相当応えたのでしょう。夜は何を話したのかも覚えていないくらいですから、とりとめもない話をこの2年分くらいしゃべりました。

 

中軽井沢駅近くに咲いていたコスモス

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 翌日は、中軽井沢までしなの鉄道に一駅乗って、スーパー「TSURUYA」へ。駅から畑や住宅の間を縫って20分ほど歩いて行きます。途中で見たコスモスは自由に舞うように咲いていてなんだかとっても優しい気持ちになりました。

 「TSURUYA」は、自社で農場も工場も持っているので、オリジナルのジャムやワインや果物なども買えます。初めて来たときに、ここで生のルバーブを見つけて感激したことが忘れられません。もう20年近く前ですから、関東で見つけるのはかなり難しかったのです。自社農場で栽培しているので、いいものが安く手に入ったのです。

 それ以来友人もルバーブが気に入って、軽井沢へ行くたびにここで手に入れてジャムを作っているみたいで、今回もそれが目当てで行ったのですが、残念ながらルバーブの季節は終わったようで買うことができませんでした。

 私はうちではパンをほとんど食べないので、長らくルバーブとはお付き合いがありません。あんなに恋い焦がれていたのに、生き方によって食べ物もいろいろ移り変わるものです。

 

 若い時は、軽井沢へ行くとアウトレットへ必ず行って着るものを買っていましたが、今はそんな欲も無くなりました。と言いながら、友人にくっついて歩いているとやっぱり目につくものが欲しくなり、一つだけ買い物をしました。私の買ったものは、addidas の上着です。全く困ったものだと反省!!!