横浜三塔その3

 

ジャックの塔・・・開港記念会館

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                            象の鼻 スポット表示板

  三塔の三番目は、開港記念会館の時計塔です。開港記念会館も、関東大震災で内部、ドームなどは消失したので、辛うじて残った壁、時計塔を元に作り直されました。

 塔の高さは、やく36m、他の二つの塔より低いので、ジャックと呼ばれるようになったのか、姿、形からなのか、曖昧なところです。この建物は、赤レンガと花崗岩からできた大正期の様式を残す代表的な建物なので、通りを歩いている海外からの旅人やカメラマンからの熱い視線を浴びています。

 以前は知られていなかったこの三塔のことが、ここ数年、横浜観光のスポットを浴びるようになり、地下鉄の駅の柱にもポスターになって登場するようになりました。この三つの塔が同時に見える場所は、パワースポットとかいうことで、カップルは4箇所あるそのスポットを巡って楽しんでいるようです。

 因みに、それは、赤レンガ倉庫1号館付近、大桟橋のクジラの背中のデッキ、県庁の本庁舎と通りを挟んだ分庁舎の前の歩道、それに写真にアップした象の鼻埠頭の4箇所です。象の鼻埠頭のは、ジャックが他のビルの谷間から頭をちょこっと出しているだけで、あまりパワーがありそうにもありません。

 語呂合わせで、3月10日を「三塔の日」と決め、今では、「三塔物語」というお菓子も登場しました。

  私が、「JACK CAFE」(開港広場の向かいにあるカフェ)でコーヒーを飲んでいた6年前には、お店の人に名前の由来を聞き、開港当時に思いを馳せ、ちょっとロマンを感じていたのは、昔のことになってしまいました。