韓国食旅行・・・プサンその2

クポシジャン(亀浦市場)

 地下鉄の3号線トクチョン(徳川)近くにある市場です。在来市場ですが、3と8のつく日には、近在の農家や露天などが並び賑やかになります。

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 韓国の市場には、必ずあるコチュ(唐辛子)です。

 日本の物よりは一段と大きな実です。12000ウォンから18000ウォンくらいまでの値段がついています。これを注文すると、赤いたらいのような大きな入れ物に秤で10kgくらいを入れて機械にかけて粉にします。できた粉は600g、ずいぶんと少なくなるものだと思いました。

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 みかん、なし、ぶどう、柿・・・と果物も野菜も豊富です。野菜は、なんといっても、今はキムチを漬ける時期なので、店の一番前に白菜や大根が山積みになっていました。日本のものより一段と小型です。白菜は、日本のものより水気が少ないので、パリッと漬かるのだそうです。やはり、空気が乾燥していることによるのでしょうか。

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 できたキムチが並んでいるお店です。

 赤いキムチ、赤い店員さんのエプロンと帽子、赤い入れ物・・・・赤、赤、赤の世界です。

 白菜とか、大根、きゅうりとかおなじみの顔のほかにも、ニラや高菜などの緑の葉物のキムチも結構並んでいます。

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 乾燥した木の実や花を売っている露天がありました。

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 オミジャ(五味子)です。朝鮮五味子というくらいなので、やはり韓国や北朝鮮の山の方でたくさん生えているのだと思います。日本でも冷涼な気候のところでは自然に生えます。私は、軽井沢の森の中で、ぶどう状の房になった生の五味子を摘んで、お酒につけたことがあります。

 五味子の乾燥したものは、韓国ではお茶にします。露天のおじさんは、2L入りのペットボトルに小さな紙コップに3杯入れて12時間置くとお茶になると教えてくれました。できたオミジャ茶を飲ませてくれましたが、甘酸っぱくて美味しかったので、買いました。大きな枡一杯で2万ウォンです。それに小さな枡のもおまけに入れてくれたので、600g以上ありました。

 五味というのは、甘み、辛み、酸み、苦み、塩みと5つの味を感じられるので、五味とついたとか。漢方では、腎臓、呼吸器、循環器系統にいいといわれているようで、体にもいいし、爽やかで美味しいのでお勧めです。ただし、水出ししただけでは、美味しくないので、やはり飲む時には、蜂蜜を入れて甘味を足して飲みます。ゆず茶も甘いですし、ほとんどの韓国茶は甘くして飲むようですね。

 ほかには、菊の花と猫柳の芽?クコと思われるものも売っていました。

 時間がいくらあっても足りないくらいいろんなものが並んでいます。私は、見ませんでしたが、市場の中には、犬などの動物が檻に入って売っているところもあったということです。市場が今も生活の中に生きている韓国は買い物をするのが楽しいです。

 *10月分の写真のアップロードの容量を超えてしまったみたいで、11月にならないと写真をアップできないと連絡が入りました。今までの写真でいらないものを削除する方法が分からないので、仕方がないのです。11月にまとめてアップしたいと思います。悪しからず。