チャガルチシジャン(チャガルチ市場)
チャガルチ市場は、近代的なビルに生まれ変わって、この通りの東側にあるのですが、道に沿った露天の方にやって来ました。午前中のチャガルチ市場は、魚市場の場外市場という感じで、地元の人も、観光客も水でぬれたこの通りの両側にあるお店をのぞいて歩きます。一夜干しや干物もたくさんあります。中には、水槽の中の魚を料理して奥で食べさせてくれる店もあり、朝から魚をつまみにお酒を飲んでいる人も見かけました。
地面にイカが放り出されていました。こんなに無造作に扱われるほど、水揚げされるのでしょう。ワタリガニも無造作に地面に投げ出されていました。ちゃんと生きていて、ばたばた動いているのもたくさんいました。
ああ、いました。昨日の夜食べたナクチボックンの手長ダコです。手足が長い割りに1本1本が細いです。右の写真は、露天のおばさんが、後ろの木の枝に開いたイカを刺して一夜干し?にしているところです。たった一杯なので、自分のその日のおかずにするような雰囲気でした。
コムジャンオ(ヌタウナギ)
水槽に入って泳いでいるこのうねうねしたものは、コムジャンオ。日本では、ヌタウナギというそうです。私は、食べたことがありません。プサンの名物で、野菜と一緒にコチュジャンで炒めて食べたり、ローカルなところでは、わらや松の葉の上で焼いて皮を剥いで食べたりするそうです。皮を剥ぐと白い肌になって、こりこり、ぷにょぷにょという食感のものになるそうです。ちょっと姿かたちがうなぎや穴子に似ているといっても、馴染みがないのでトライするのに勇気が要りそうです。ヌタウナギを食べると精力が付くそうですので、日本の夏の土用のうなぎと同じみたいです。
下にちょっと小さめなニュルニュルしたのがいますが、名前はケブル(ユムシ)というそうです。今日分かりましたので、追加しました。 プサンでは、日常的に、食べられるものだそうですが、刺身で食べるのだそうです。日本では、釣具やさんで売っているのだそうですが、えさとして扱われているのが普通のようです。でも、北海道の一部では食べているところがあるとのこと。ちょっと海を挟んだだけの九州では、日常的に食べられていないというのは、何かわけがあったのでしょうか。