築地案内

21日の金曜日は、学生の時のクラス女子会(熟女会ですが)でした。

5月は私が幹事で横浜を案内したのですが、今回は千葉に住んでいる人が幹事で

築地を案内してもらうことになったのです。

先週もいい天気でしたが、この日も抜群の好天に恵まれました。

この日は、築地市場駅近くに9時半と ちょっと早めの集合でした。

どうしてかというと、市場は、遅くなると店が終わってしまうからです。

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市場の内も外もフォークリフトのような小回りの利く車や人がひっきりなしに通るので、ぼうっとしていると危ないです。

もうだいぶ終わりかけていましたが、まだ間に合いました。

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お目当ては、マグロでしたが、こんな大きなマグロは買えるはずもなく、

友だちの勧めもあり、私は、マグロのカマの部分を買いました。

「塩を振って焼くだけで美味しいよ。」

と、おじさんが、4個で1000円にしてくれるというのでそれをまた半分に切ってもらって買いました。

市場では、このほかにもクルマエビとか、イカとか、塩鮭とか 

いろいろ買いたいものはありましたが、

後で困ることになるので、我慢しました。

友だちが買った刺身になるというカジキマグロの切り落としを

少し分けてもらいました。

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外市場に出て、入口にある「波乗神社」へお参りしました。

ここは、市場を見ているとなかなか気づきませんが、

やっぱり海がすぐそこにあることを思い出しました。

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入口の提燈を見ると、玉子焼きの「松露」、練り物の「紀文」、湯葉の「角山」など私の知っているお店が名前を連ねています。

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向かって右に雄獅子、左にこの雌獅子の大きいのが飾られていました。

雌獅子の歯を見ると、なんとお歯黒になっています。

江戸の下町じゃお獅子もお歯黒なんだと感心しました。

場外では、豆やら、生麩やら、煮干しやらを買い求め、リュックに収めました。

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11時半、つきぢ「田村」で早めの昼食です。

有名な料亭ですから、名前は知っているものの私は初めてでした。

大原弁当

頂いたのは、大原弁当。

お昼のみのメニューです。

ここのものは、とにかく上品な出汁で煮た炊き合わせと

宝石箱のように彩りよくいろんなものが盛り付けられている箱のものがすごく美味しく、さすがだと思いました。

うちでは、こうしていろいろなものを作ることはできないので、

こうやって食べられるのが外で食べる楽しみでもあるのです。

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すぐそばの築地本願寺です。

普段は、この辺に来てもスルーしてしまうことが多いのですが、

今日は、時間もあるので入ってみました。

日本の仏教のお寺さんだとは思えませんが、

ここは、列記とした京都の西本願寺の別院です。

関東大震災で焼失した後、ちょっとインド風の建物に建て替えられたようです。

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中は、すごく広く、金色できらびやかな感じの装飾になっています。

ちょうど後ろにあたるところにパイプオルガンが取り付けられています。

ボランティアの方が、

3mから10cmまでパイプは2000本もあると説明してくれました。

第4金曜日の昼の時間にくれば、クラシックの演奏が聴けるそうです。

 

ちょっと腹ごなしもできたところで、

道の反対側にある「魚がし銘茶」でお茶を飲むことになりました。

この日は、思いがけず、「茶遊会」というイベント日でした。

まず、1Fで、700円のチケット代わりのスタンプカードを買い

5Fから各階で違う種類のお茶を飲み歩くというものでした。

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まず5Fでは、お茶漬まつり。

煎茶かほうじ茶かどちらかを選び、ご飯にのせる具も選びます。

私は、ほうじ茶を、上には牡蠣を選びました。

ご飯の量は、昼を食べたばかりなので少なくしてもらいましたが、お腹がすいていればもっとたくさん盛り付けてもらえます。

餡やお茶の葉の佃煮、きゃぶきなど7,8種類のせるものがありましたが、

残念なことに一つしか選べません。

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4Fへ下りていくと、土という漢字をデザインしたパッケージの元気印という自然栽培茶を飲ませてもらいました。

お供は、サツマイモのお菓子です。

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3Fでは、「しゃん」という茶葉をホワイトリカーにつけたものに、甘味を加え水で割った茶酒といわれるものをほんの少し飲み、

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口直しに「茶の実倶楽部」というお茶をいただきました。

お供は、パンのような風合いのお饅頭でした。

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2Fは、「ことのは」という抹茶とお供は、栗の入ったお饅頭でした。

その次に「おせっかい」という名の煎茶をいただきました。

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最後の締めは、1Fの「にゅう」という煎茶です。

特別蔵出し茶だそうです。

蔵出し茶というのは、春の新茶を蔵にしまっておいて、この時期に封を切って売るお茶だということで、特別な香りのお茶だそうです。

普通煎茶というと、湯の温度管理がたいへんですが、このお店のお茶は、どちらかというと、沸騰したお湯を注いで飲むお茶が中心のようで、

味が深いというか濃いというか、そういう仕上げ方になっているような気がしました。

まだ、お茶の出し方については話をきいていないので、確かなことはわかりません。

それにしても、階段を下りながら、都合7杯も飲んだことになりますが、日本茶はいくらでも飲めます。

これがコーヒーだったら、おそらく飲めないだろうと思いました。

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この日の夕飯のおかずです。

左は、カジキマグロのお刺身。

冷凍物を解凍したのはなんだか水っぽいですが、これは身がしっかりとしていて、

しかも脂もありました。

右は、マグロのカマに塩を振ってグリルで焼いたものですが、

カマは、脂がのっていて美味しいです。

残りのカマは、冷凍庫にスタンバイ中です。

これだけ食べても、築地からリュックにしょってきた甲斐があったと感じました。