モミジバフウ
このモミジバフウは、北アメリカ、中南米から入ってきたアメリカフウと呼ばれているフウです。もうひとつ葉っぱの形が異なる中国、台湾から入ってきたサンカクバフウもあるらしいですが、こちらの方はまだ見たことはありません。アメリカフウの方は、街路樹によく使われているので、あちこちで見ることができると思います。
1本の木ですが、日当たりの具合で、赤いところ、黄色いところ、緑が残っているところとグラデーションが美しいです。私は、葉がほとんど落ちた頃の幹と枝のフォルムが好きです。残念ながら、まだ葉がたくさんでよく分かりませんね。
近くに目を移すと、枝に翼のようなコルク状の「綾」というのが見えます。ニシキギにもこんなのが付いていますが、それは、「翼」というので、どう違うのかは分かりません。
このモミジバフウは、葉が5つに割れていますが、6,7つに分かれているのもあるようです。
漢字では、フウは「楓」と書きますが、このモミジバフウは、フウ科の木でカエデ科の仲間ではありません。葉っぱが5つに割れて、もみじのようなのでもみじ葉楓と名づけられたようです。
茶色いのは、実ですが、コンペイトウのような形がかわいいです。これは、去年できた実が残っていたのが、風で落ちたのかもしれません。できたてのは、まだ緑色をしていると思います。