舞岡公園(戸塚区)

 今日は、風もあまり強くなくお天気もまあまあだったので、舞岡公園へ行ってきました。

 うちからだと鎌倉街道にある地下鉄の駅まで30分ほど歩きますが、あとは市営地下鉄で15分もあれば最寄の舞岡駅に到着します。(JRの戸塚駅からバスで行くこともできます)

 駅から地上へ上がるとすぐに、「小川アメニティ」というきれいに整備された歩道が続いているのでその道に沿って30分ほど歩くと舞岡公園に到着です。

 昼ごろ思い立ったので、着いたときは午後1時前。

 駅のすぐそばのJAの野菜直売所が午後2時にはしまってしまうので、あらかじめ野菜を購入し、ついでに隣のハム工房でも、ソーセージとコロッケとケークサレ(塩味のケーキ)と隣のイチゴ園のジャム用の完熟イチゴも買い、買い物袋を提げてのハイキングです。

 この辺りは、畑や田んぼが残るのどかなところで、市の公園だけでなく一帯が「ふるさと村」と呼ばれています。小川には、コイも泳いでいるし、竹やぶがあったり、道祖神もあって懐かしい里山の風景を楽しめます。

道祖神

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 途中の道に、白いコブシでなく、ピンク色のシデコブシが咲いていました。色も濃く鮮やかです。普通のコブシと違うのは、花びらの先が細かく分かれてるところです。

シデコブシ

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 門から公園に入ると正面には池がありました。カッパ池と呼ばれています。

 

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 左に上っていくと見晴らしのよいところに出ます。公園の中は谷戸の地形を整備しただけなので、低地の部分には、池や田んぼや畑があり、丘は雑木林になっています。

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 山桜の葉が芽吹き、林も柔らかく色づき春めいていましたが、散策路には、もうタチツボスミレキランソウが紫の花を咲かせていました。野草の紫の花が咲き出すと春本番だなあと思います。

タチツボスミレ

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 キランソウ

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 園内には、古民家が移築されていて、その一帯には竹炭を焼く炭焼き小屋や水車もありました。

 炭焼き小屋では、煙突から白い煙が出ていて、竹炭を焼いている最中でした。こういう作業もボランティアの方のお仕事になっているようで、ほとんどはリタイヤー組みと思われるおじ様が5人ほどおられました。

 「みんな家にいられない事情がそれぞれあってねえ。こうやって集まって話を聞いてもらっているんだよ。竹炭買ってくださいよ。」

 と、冗談を言いながらしっかりと営業もしていました。

 水車は、新しいですが中にちゃんと粉を挽く設備も整っていたので、これを使ってそばや麦を挽いてそばやうどんを作るのかもしれないと思いました。

 古民家では、竹細工やわら細工の子ども用の講習も計画されていましたし、園内の田んぼや畑で農作業や雑木林の保全作業など大人用の活動も用意されているようです。

 2時間ほど園内とその周辺を歩きましたが、雑木林の中で一番盛りの花は、キブシでした。

 キブシ

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