奥多摩の春その2

 昨日、奥多摩の友だちの家の草刈を手伝っていたら、紫色の花を二つ見つけました。

 セリバヒエンソウ

f:id:yporcini:20130515150916j:plain

 ヒエンソウというと、ブルーの洋花のデルフィニウム(Delphinium)の和名だそうです。漢字で書くと飛燕草ですから、花の形がツバメの飛ぶ姿のようだということのようです。デルフィニウムは、ギリシャ語のDeophis、イルカの姿に似ているというところからきたみたいなので、花の後ろへだんだん細くなった筒状の花を見て、東洋ではツバメ、西洋ではイルカになぞらえたようで、面白い花です。

 この花の場合、花はキンポウゲ科のヒエンソウですが、葉がセリの葉に似ているので、セリバとついたのでしょう。清楚で美しい姿の花です。

カキドオシ

f:id:yporcini:20130515151002j:plain

 こちらは、お馴染みの花ですが、雑草にしてもよく見ればきれいな花です。葉を見れば分かりますが、しそ科の植物で、茎が垣根を越えて這うように伸びていくというところから、カキドオシという名前になったようです。

 血糖値降下剤や体内の脂肪や結石を溶かす作用があるらしく漢方薬の材料にもなっているということが調べて分かりました。

 この二日間は、とてもいいお天気で、仕事がはかどりましたが、そろそろハチが飛ぶ季節となり、クマバチとスズメバチの姿を目撃。やはりハチに出会うのは、できれば避けたいです。