追分市民の森・・・ひまわり畑その2

  朝から陽がさしていい天気になったので、旭区にある「追分市民の森・矢指市民の森」へ行ってきました。

 中心地へ行くのでなく、北西方向へ行くのは、たいへんです。

 うちからバス停まで30分、バスの待ち時間は30分、乗車時間30分と相鉄線二俣川駅まで行くのに1時間半もかかってしまいました。それから2つ先の三ツ境まで電車に乗り、そこから歩いて約20分で到着です。約2時間かかりましたが、帰りは乗り継ぎがスムースで1時間ちょっとで帰れました。

  横浜市では、緑地の保存を掲げて、残っている里山を地主さんから借り受け、整備した上で「市民の森」という名で、市民に提供する取り組みをかなり前から進めていますが、そのうちの一つです。

 聖マリアンナ大学西部病院のバス停のちょっと先に、「追分市民の森」の入り口があります。

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 ちょっと日陰を好むヤブミョウガがちょうど花を咲かせていました。

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 木漏れ日の林を歩くこと10分。林の向こうにお目当てのひまわり畑が見えました。ウィークデーでもありますが、先客は一人。あとから数人の方にお会いしましたが、まさに独り占め状態です。贅沢な時間を過ごさせてもらいました。

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  ここのひまわりは、普通のひまわりとは違って、「東北八重ひまわり」という品種だそうです。

 なぜか顔をこちらに向けていないのは、歓迎されていないのかと思ったりしましたが、向こう側のひまわりは、こちらを向いていたのがわかってちょっとほっとしたりして・・・顔がよくわからないので近づいて見ると、f:id:yporcini:20130807114810j:plain

 花びらだらけで、真ん中の種のできる部分がよく見えない種類です。夏のブーケを作るときに好まれる種類のひまわりでもあります。

 なかなか美人さんですので、横顔も見てやってください。

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 谷戸いっぱいに広がるこの畑、二万株とか三万株とか数はわからないのですが、その数に圧倒されます。畑の向こうに見える青い橋は中原街道で、車がひっきりなしに通っているのですが、ここは、別天地です。

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 今、ちょうど見頃です。ひまわりの見頃は短いですから、行かれる方は、早めにおいでください。

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  ひまわり畑の端に小川が流れています。囃子川の支流の矢指川の源流です。水生昆虫もきっといるのだと思いますが、時間がないので、今回はパス。

 この小川を渡って、隣の「矢指市民の森」入っていきました。

 クヌギの道、エノキの道・・・と名づけられた散歩道があります。

 林の中で、ツクツクホウシが鳴くのを耳にしました。いつもの年よりちょっと早い気がします。  例年だと旧盆過ぎるころ、夏もまもなく終わりだなという寂しさとともに聞いていたのですから。

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  林の中には、カラスアゲハ、キアゲハを見かけましたが、被写体にはなってくれませんでした。

 このチョウも離れていたのですが、しばらく羽を開いたり閉じたりしながら止まっていてくれたので、何とか撮れました。たぶん、アサギマダラだと思います。もし間違いでしたら、教えてください。

 こちらの森には花畑はありません。一周して、また追分の森に戻ってくると、

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  ムギワラトンボがじっと待っていてくれました。被写体がじっとしていてくれると、小さなデジカメしか持っていない私は、とっても嬉しくなるのです。

 元来た道を辿って行くと、傍らに

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 キツネノカミソリが咲いていました。植物園では、去年も見ていますが、自然の森の中で見つけたのは初めてです。鮮やかな花を見つけると、とっても嬉しくなります。 

 森の畑に花の種を蒔いたり、草取りをしたり、森の管理や世話をしてくださっている「愛護会」という市民の団体があるそうです。本当によくお世話して楽しませて下さり、ありがたいことだと思いました。