今日は、2年ぶりに味噌を作りました。
うちは一人なので、1キロの大豆と1キロの米こうじで
ちょうど2年使う分くらいの味噌ができます。
味噌を作るのは一日がかりの仕事なので、
昨日の午後、意を決して(大げさですが)大豆を水に浸けました。
今朝、その大豆を鍋に入れ、
2倍くらいの水でことことと3時間くらい煮ました。
煮ている間も下手すると湯が足りなくなって底が焦げたりするので、
時々お玉で混ぜたり、灰汁を救ったり、お湯を足したりと
ほかのことにかまけてばかりはいられません。
量が多いので、鍋が二つにしたため、余計に手間がかかりました。
今日は、最後までうまく煮ることができたので
その辺りは、合格です。
煮ている間に、米こうじと塩を混ぜます。
今年のこうじは、生こうじなので独特の香りがします。
親指と小指で大豆がつぶれるくらいの柔らかさになったら湯を切り、
つぶす作業に入ります。
以前は、ビンの底を使ってつぶしていましたが、
近頃は、フードプロセッサーの力を借りてやるようになりました。
本当は、手でやると大豆のつぶし方にも個性が出て
自分好みの味噌になるのでしょうが、
だんだん根気がなくなって楽をしようとするようになってきました。
つぶれた大豆に発酵のスターターになる味噌を混ぜます。
次にきれいに洗って熱湯消毒、アルコールでふいたカメの用意をします。
そこに塩を二つまみほど入れておきます。
いよいよ最後の工程です。
大豆とこうじを混ぜ合わせます。
こうじがつぶれないように丁寧に混ぜます。
混ぜたものは、団子状に丸めます。
丸めたものは、カメの底をめがけて投げつけます。
投げつけるのは、中の空気を抜くための作業なのです。
大人数でやっている時は、なんだかんだといいながら投げつけるので
結構楽しい作業なのですが、一人だと無言で黙々とやるのでつまらないです。
上から押さえつけさらに空気を抜き、ラップを被せます。
さらに重石をして蓋をします。
今日の日付と材料のメモをつけ、
新聞を被せて味噌の仕込みは終わりです。
次に蓋を開けるのは、夏の天地返しの時です。
お味噌が食べられるのは、来年の冬です。
うまく発酵してくれるよう、後は祈るだけです。