コロナ禍で考えたこと。

先週の木曜日は、横浜も雪で真っ白になった。

毎日オミクロンオミクロンの合唱、3回目のブースター接種、

5才以上の子どもにもワクチン接種、本当にそれって必要なのか

十分な期間の治験も行われていないワクチンなのに大丈夫?

 

メディアに異論が出てこない以上(戦争中の大本営発表と同じ)

自分で資料を見つけ、判断していかなくてはならない。

冷たい雪景色の中に答えが見つけられればいいが・・・・

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今日のラジオのニュースであまりにオミクロン株の感染が速いので、

政府がこれまで言ってきたことを変更させようとしているようだ。

感染者や濃厚接触者をホテルに隔離しようとしても、もう空いているホテルはない。

仕方がないので、自宅療養も認める。

 

保健所の職員が容態の確認などを行わなければならないが、手が足りない。

仕方なく看護師を要請して手伝ってもらうことにしているとか。

 

医療従事者の感染、あるいは濃厚接触者となり

エッセンシャルワーカーが仕事に行けなくなって医療崩壊が起き始めている。

 

そこで、まず隔離期間をこれまでの14日間から10日間に、

それでも間に合わないようだったら7日間に短縮することを考えているそうだ。

結局第6波を迎える準備など何もできていなかったことが露呈している。

 

昨年の5月ごろだったか、シネマリンで上映された「けったいな町医者」

というドキュメンタリー(長尾和弘医師が主人公)と

「痛くない死に方」という劇映画を観て以来

尼崎で開業している「長尾和弘医師」のファンとなり、

彼が書いているブログとニコ動をよく見るようになった。

 

その映画を観に行ったきっかけは、いい在宅医とは

どんな医療をするのかに関心があっからだ。

というのも、私の絵の先生がガンに侵され、

余命は6か月から1年と宣告されたことがきっかけだった。

 

長尾和弘医師は、2年前のダイアモンドプリンセス号から始まったコロナ禍について

ほぼ毎日ブログを書き、合わせてニコ動もあげている。

 

その中で彼は、発熱外来で訪れる患者さんをたくさん診ているうちに、

ひっ迫している保健所を通していたら、助かる命も助からないと、

新コロナ感染症の分類を現在の2類からインフルエンザと同じ5類に下げるよう

何回も投稿し、わずかな関西のメディアに呼ばれることがある時も言い続けた。

(5類というのは、インフルエンザ相当で、保健所を通さずとも

 医者が直接患者の医療行為をできるもの)

 

決してメディアでは取り上げられないばかりか、役人も聞く耳を持たなかったので

昨年9月には「だれも死なせへん」という本を出した。

もしこの本をたくさんの人が読んでくれたら、

ベストセラーになってようやくメディアも取り上げざるを得なくなり

世間一般の人にも届くだろうと考えたとか。

 

結果今のところベストセラーにはならなかったにしても、

もうこれ以上蔓延防止や緊急事態宣言を出すことは

国の威信にかけてもしたくないと思ったのかどうなのか

今、やっと2類から5類への引き下げが検討され始めている。

 

今回のオミクロン株はデルタに比べ初期に対応すれば、軽症で済むようだ。

肺炎は、初期対応がカギを握ると思っている。

ホテルや自宅で放置し、助からなかった命を生かすことを考えるのが

医師も含め国のやるべきことではないだろうか。