気仙沼へ惹かれて4回目の旅

 6月7日から10日にかけて3泊4日で旅行しました。

 今回は、一人旅ではなく絵の教室の仲間の4人旅です。

 

 計画は私。

どうせならと行ったことがないと言っているお仲間に

ぜひ被災地へ行ってその後の様子を見てもらいたいと思って企画しました。

 

 いつものように東北新幹線で一関、大船渡線に乗り換え気仙沼へ向かいます。

 7日は、東京、横浜は小雨模様でしたが、だんだん天気が良くなって

気仙沼へ着いたときは、青い空に白い雲が浮かんでいました。

 梅雨に入っていましたので、雨模様は覚悟していましたが、初日がこんなに晴れる

とは!! 他人がよく言うように、私は「晴れ女」だと思いました。

 

 一人の時は、無我夢中でガシガシ歩くので、駅から港までそんなに遠いと思っていま

せんでしたが、今回は私より4才年上のお姉さまをお連れしているので、

無理させてはいけないと思う気持ちがどこかにあって、いやに遠く感じました。

 

 12時過ぎていたので、駅の横の案内所で聞いていくつか候補を挙げたけれど、

やっぱりお魚が食べたいというので、遊覧船乗り場の近くにある「お魚市場」の食堂に

いくことに決めました。

 ここは、魚屋さんとお土産物屋さんと食堂がある大きなお店で、食堂は「鮮」という

名前です。

 店頭の砕かれた氷の上にピンとした魚体のカツオがゴロゴロしていたので、(今日は

カツオが入ったんだ!)と嬉しくなりました。

 ここ数日カツオが食べたかったけれど、気仙沼へ行くことを決めていたので我慢して

いたのです。入ったばかりのカツオが食べられるなんて、なんとラッキーなこと。

 

 そこで、迷わず刺身定食を注文。2cmはあろうかというカツオの切り身が6切れ、

それにびんちょう鮪とサーモンとマグロの赤身が合わせて6切れ、味噌汁、小鉢つき

で、1430円(税込み)。感動すると写真を撮り忘れるので、写真がありません。

 

 しっかりお腹も膨らんだので、観光をということで、対岸に見える浮御堂へ引っ張っ

ていきました。

 気仙沼で魚を中心にした総菜を作っている「斉吉」の女将さんが月1回書いているブ

ログにここにあった恵比須様のことが記事になっているのを読んでいつか見てみたいな

と思っていたのです。

 

 2代目の恵比須様は、2011年の震災時に流され長く行方不明でした。もう見つか

らないというので、2017年に新しい3代目の恵比須様を作ることになり、2020

年に建立されました。

 ところが、2019年になって、すぐ近くの海の中から2代目の恵比須様が見つかり

今は、この上にある五十鈴神社の境内に2代目、浮御堂の散策路に3代目が置かれてい

ます。因みに初代のものは、戦争時供出させられたそうです。

 三代目の恵比須様は、鯛ではなく、カツオを抱えています。気仙沼が、カツオの水揚

げ日本一になっているからでしょう。右足を1歩踏み出しているところに力強さを表し

たようです。

 上に登った所にある五十鈴神社の境内に安置された2代目の恵比須様です。長い間海

水に浸かっていたので、錆も出ているし汚れは否めませんが、とっても温和でいいお顔

をされています。釣りあげているのは、鯛です。

 

 話に聞いていた恵比須様にお会いできてなんだかすごく嬉しかったです。

 気仙沼港に出入りする船をいつも見守ってくださっている恵比須様の存在は、この地

域の人たちの心の拠り所なんだと思いました。

 

 この日は、大島にある「休暇村」に泊ることになっていたので、また歩いて気仙沼駅

へ戻り、お迎えのシャトルバスを待ちました。

 

(続きます)