山手西洋館のクリスマス2023

 中華街からバスに乗り、山手のイタリア山外交官の家を皮切りにいくつか西洋館を廻

りました。

 

 建物の右側にあるメタセコイアの並木です。夕方ここを通ると夕日に照らされた枝の

間から金色の光が差し込んでそれはそれは素敵な空間を作ってくれます。

 外交官の家の今回のクリスマスは、ベトナム社会主義共和国

 元々クリスマスを祝う伝統があった国ではないはずですが、商業主義的な面だけが強

調されたクリスマスをベトナムホーチミン市に行ったときに見聞きしました。もう3

0年くらい前になりますが、年末に一人ホーチミン市の下町のホテルに泊まった時に、

真夜中まで大きなボリュームで音楽を流し、はしゃいでいた若者がいたことを思い出し

ました。

 これは、隣のブラフ18番館。ここは、今回はスエーデン王国のクリスマス。

 スエーデンでは、大事にされてきたダーラナホースと呼ばれる馬がデコレーションに

使われていました。何気なく置かれている麦の束も日本の稲わらと同じように束ねたり

編んだりして飾られます。

 エリスマン邸のクリスマスは、イタリアでした。食堂には料理の皿やカップが並べら

れ、寝室にはツリーが飾られ切りがないので、伝統的な飾りを載せました。

 イエスキリストが生まれたときの様子を形にしたものです。

 山手234番館は、ベルー共和国のクリスマス。玄関を入った所にアルパカの人形が

立っていました。あまりにふわふわとしているのでつい触りたくなるのが人情ですが、

首に触らないでください。という張り紙がしてありました。

 ペルーは、日本との外交関係樹立150年という特別な年だそうで、選ばれたようで

す。

 これもキリストの生誕の場面を表したもののようですが、集まってきた人たちや天使

の衣装が独特で動物もアルパカが見て取れ、ペルーらしいなと思いました。

 まだありましたが、そろそろ帰らなくてはならないので、途中でしたが、港の見える

丘公園のバス停から桜木町へ向かいました。

 

 何回も見ている世界のクリスマスですが、年により特徴がなくてつまらなくなってき

たというのが私の感想です。

ウクライナのクリスマス(外交官の家)

 

 

 

12月の1日から横浜の山手の西洋館では世界のクリスマスという イベントが行われています。 イギリス、フランス、ドイツ、オーストリアチェコ‥‥‥などの ヨーロッパの国のクリスマスは定番ですが、 今年は、初めてのウクライナのクリスマスがあるというので…

yporcini.hateblo.jp

 2015年に外交官の家で行われたウクライナのクリスマスの展示が心に残っていま

す。横浜とウクライナオデッサ姉妹都市だという縁で取り上げられた展示でした

が、説明も詳しく感動的でした。

 

 先日NHKラジオの番組でウクライナに住む日本語ができる男性とのインタビューで、

今まで1月6日がクリスマスイブだったのが、12月の24日にやることになったとい

う話をききました。

 

 ロシア正教では、1月7日が正式なクリスマスだったのが、戦争がきっかけで宗教

的な祝祭までも西欧と同化していくのかとひどくショックでした。

  

  本当は、あのころからロシアとウクライナの間には私にはわからない何かがあったの

かもしれませんが、争いごとが世界からなくなる日が来ることを願うしかありません。