浅草新旧

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 東京スカイツリー         豆菓子問屋

 スカイツリーがあまりに近くに聳え立っていたので、シャッターを切りました。隅田川を隔てているのですが、あまりに高いので、すぐ近くにあるかのように見えました。

 浅草は、「駒形どぜう」のお店のように古くからあるお店がたくさん残っています。どじょうの帰りにちょっと歩いて河童橋の商店街に行きましたが、ここは台所用品の問屋さんが並んでいるので有名なところで、見るだけでも楽しいところでした。見るとすぐ欲しくなる、目には毒な場所です。私もつい、ステンレスの下ろし金と穴子の蒲焼を作れるように金串を買ってしまいました。

 田原町の方へ進むと仏壇屋さんが何件も続いています。上野は、アメ横と呼ばれる食品街、秋葉原は、電気街ですが、この辺りは、同じようなお店が並んでいるところですよね。こういう風に同じ種類のお店が並んでいるところというのは、古くからの店が残っているところです。

 表通りに右の写真の豆やさんがポツンとありました。覗きながら、「子どもの頃菓子の入っている箱の上のガラスの上に座って怒られたことがあったのよ。」との後ろで声がしました。私もちょうどその時、動物ビスケットを買ってもらったことなどを懐かしく思い出していたのです。年が分かってしまいますね。店の奥に大きな鍋がいくつも見えたので、「きっと豆を煎る鍋だね。」などと声に出していたら、「うちは、小売もしますが、問屋なんですよ。」と、店の人が言っていました。

 つい懐かしくて、赤い梅ごろもの豆を買ってしまいました。